なんでもレビュー
暗黒童話 |
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出版:集英社(新書版) | 著:乙一 | 定価:905円+税 |
乙一の初長編。 とにかく暗い。そしてエグい。 軽くスプラッタ入ってるので、ダメな人は徹底してダメな作品でしょう。 左目と記憶を失った少女が、移植された目の持ち主の記憶を不意にフラッシュバックしてしまう事から話は動き出します。暗黒童話「アイのメモリー」を途中に挟んで、目の持ち主の死を解き明かそうとする少女の行動を描くという作品です。 面白いんだけど、やっぱりエグイかなぁ……。話に惹き込まれたのは確か。ぐんぐん読み進めて睡眠時間を削ってしまいましたが、読了後の感想としては……………………オススメしにくいかと。 オススメしにくい理由としましては、猟奇的過ぎて読む人を選ぶ(下手に薦めると不快な思いをさせる可能性が高い)というのと、作品全体のパワーに反してラストがちょっと力不足かなと思ったという2点になります。 内容について触れると面白さが減るのは間違いないと思いますので、内容については触れずに終わります。 |