過去日記ログ
注:古い日記ですので、情報の誤りや、今とは違う価値観で書いているものがあります。
閲覧に当たっては、充分にそれを念頭に置いて下さい。


05/01/05
日曜日
しとしとぴっちゃん
SOUND BOOK

なし


-novel-
梨木香歩・著
[西の魔女が死んだ]


更新箇所
先月の日記をアラスカ送り

 COMME CA HA TAKAI(何)
 コムサは無駄に高いと思うのですよ。あれで廉価なんて信じられませんよ。Tシャツ1枚で1万とか払うなら本を買います、とか思っちゃうダサ男ですよ。てな感じで三時間ほどウィンドウショッピングに付き合ってたら予想外に足が痛くてビックリです。おもろいからエエけど。
 とりあえず、前月はあまり更新できませんでしたが、今月は早速4日から7日まで大阪に居ませんので更新できないと思います。いや、できません。流石に更新用ノーパソ持って行くのは無理です。
 一応読んだ本の感想やらレビュー、MIAアッシマーのレビューとかも書きたいんですけど、なぜかSNKデータベースサイトに時間を取られているのです。知識欲が満たされていく感覚に負けるのです(ぉぃ
 まさか格ゲーのセリフで行間を読む日が来るとは……。
 とりあえず、次回更新では4月に読んだ本のリストと、その感想などを書こうかと。最速で明日。でぃわ、今日はこの辺で〜


 (´-`).。oO(言えない……ロード・オブ・ザ・リング「二つの塔」のエクステンデットがBS1でやってたから、それ見てて更新時間取れなくなったなんて言えない……。二つの塔見るの三回目だから、エクステンデットで追加されたシーンが一目で解ったなんて言えない……。始まってから一時間半経ってから放送に気づいたのに、そっから二時間以上見ていたなんて……以下略)


05/08/05
日曜日
晴れ
SOUND BOOK

なし


なし


更新箇所
なし

 大阪へ無事帰還しました。
 え〜、4日も何してたかというと、母に付き合わされて北海道へ連行されてました。
 寒い。
 「花咲く北海道」という名のツアーに参加したのに、花なんぞまったく咲いてません。あるのは雪の華のみ、なんて考えてたら今日友人に同じ事言われてションボリ。
 写真も100枚ほど撮って来たんでアップしたい気もしますが、取捨選択と編集が大変なので今日は無理ッスね。レポにしてアップしようかな?
 とりあえず、帰ってきたのは昨夕でしたが、体中が痛くてすぐに寝てしまったので今日の更新となりました。
 いや〜、色々ありました。何も無いと言えば何も無いんですが、色々あると言えばある、そんな感じに色々ありました。
 札幌行ったり、小樽行ったり、網走行ったり、知床行ったりと、北海道を移動しまくったので、何が何だが(笑)
 初日の陸上移動距離は347km、二日目が397kmといった感じで、恐らく四日合計で1000kmは優に越えているかと。
 ちょっとバタバタしてたのもあり、いい気分転換になりました。
 ということで、今日はこの辺にして、明日以降レポを纏める作業に入ろうかなと思っています。

 (´・ω・`).。oO(ネットの知り合いに北海道在住の人多いんだから、色々聞いてから行けば良かったなぁ)


05/15/05
日曜日
晴れ
SOUND BOOK

なし


なし


更新箇所
なし

 北海道の写真が150枚越えていたため、10分の1くらいに減らさないとアカンので取捨選別と編集にめちゃくちゃ時間がかかりました。
 とりあえず、2日目までは画像編集完了。では旅行記開始なり。長くなるで〜(ぉぃ
 長すぎるのも困るので、今日は画像を使わない初日の旅行記だけ。

・初日

 4日間の旅行だというのに、前日まで用意を全くしていない。そもそも気づけば断れない状況で母に「北海道行くで!」と確定事項のように言われたので、旅行に行く実感が無い。未だに何を持って行くかも決まってない。とりあえず、鞄に4日分の服を詰め込もうとしたが、ハンガーから外したシャツは腕の悪いクリーニング屋によって、頑張っても取れない皺が刻み込まれている。元々皺になりやすい材質だからクリーニングに出したのにこれでは、意味がない。自宅の周りのクリーニング屋は全て皺を刻んで返してくれる素敵仕様だ。確か専門時代の学友、聖氏の親戚がうちと目と鼻の先でクリーニング屋をやっていた気がする。そこにはまだ行った事がないので、母と今度はそこに頼もうかと話していたが、とりあえず旅行とは関係ないので置いておこう。
 さて、旅行の用意や用事やらでバタバタしてると、寝る時間を逸した事に気づく。
 朝8時55分に飛行機が出るのだが、一段落した時には既に朝5時前。6時には起きる予定だったが、流石に1時間だけ寝て起きるというのはツライ。徹夜に決めた。

 風呂に入ってからいざ出発。モノレールに揺られて伊丹空港に着く。飛行機に乗るのは高校の修学旅行以来だから4年ほど乗ってない事になる。奇しくも最後に乗ったのも北海道〜大阪間だった。北海道に縁があるのかも知れない。
 飛行機に乗り込んだのは良いが、私は高所恐怖症。飛行機高い。怖い。
 いざ離陸! 就寝! 不安! 寝れん!
 前の席のカップルが延々と英語で会話をしているため、それが気になったというのもあったけど、窓の外に見える空と、良く揺れる後方座席が相まって、寝れない。でも寝る努力はする。
 ビクつきながら2時間ほど空を飛び、新千歳空港に着く。変わってないなぁ。発着口を見ながら、「ああ、修学旅行の時、教頭と担任の馬鹿コンビが男子生徒数十人を置いてけぼりにしやがったなぁ」など思い出し、苦笑する。
 北海道について初めてツアーの添乗員さんとツアー仲間を知る。前の席にいた英会話カップルは同じツアーの人だった。女性は日本人だが、彼氏がハンサムな外人さんで、常に英語で会話をするため目立つ。女性の英語がとても自然なため、余計に目立つ。
 とりあえず空港から出る。
 寒い。
 ジャンパーを持ってきたのだが、用意した時点では母に「そら暑いで」と笑われていた。今は私が母を笑っている。「そら寒いで」。
 ビックリしながらもバスに乗ることに。
 添乗員さんが自己紹介。私が添乗員云々、姉御っぽい雰囲気で、妙に既視感がある。添乗員名乗る。私の名前は――
「青木さやかです」
 吹き出す。バス内爆笑。確かに喋り方も雰囲気も青木さやかっぽい。無論本名じゃなかったが、インパクトが強すぎたのか、旅行中この人は私の中で「添乗員の青木さん」になった。
 新千歳から西に移動し、由仁にある「ゆにガーデン」へと向かう。流石ツアー名が「花咲く北海道」だ。いきなり庭園で花を愛でようというのか。
 栗、由仁の大地に降り立つ。
 寒っ!
 待て、さっきより寒いぞっ!
 思わずジャンパーにファーを取り付けてガーデン内へ。入り口にもなっている建物を抜け、いざ花咲く庭園へ――――あれ? すっげぇ緑色。一面緑。花どこ? ガーデン直属の案内係のオッサンが各種庭園を説明すると言って、一同を引きずり回す。風強いし、寒いし、花無いし。グローリーオブザスノー以外、一面芝生。どうも寒すぎて花も嫌気がさしたのか。これじゃ風邪引く北海道だ。
 案内係の案内が寒さに拍車を掛ける。そりゃ「ココにこんな花が咲きます」、「ここにはコレが咲くはずでした」みたいなのを、数歩進んでは立ち止まって説明されるのだ。やってられん。初っぱなから企画倒れ臭さがプンプンしやがる。
 このゆにガーデンで昼食だ。私はオプションでガーデン弁当を頼んでいたので、咲き誇る花を見ながら芝生に座って美味しく食す……予定だった(泣)
 あまりに風が強いので、屋内の一室を用意して貰って、窓から芝生を眺めて弁当を食う。何のツアーだコレ。
 ちなみに旅行日程表には「ゆにガーデン(ガイド案内付き!! 季節の花とハーブの優雅なひとときを)」とある。……何のツアーだコレ。
 そうそう、芝生は都会じゃ味わえない素晴らしい踏み心地でした。まるで自然の絨毯みたい。裸足で歩いたりしたかったな、寒くなければ。

 弁当を食い終わり、移動開始。さて、ここで今回の旅行の行程を簡単に説明しよう(どうでしょう風)。
 初日:千歳→由仁→小樽→旭川→層雲峡
 二日目:大函→石北峠→網走→斜里→知床→野上峠→摩周湖→阿寒湖
 三日目:足寄→狩勝峠→富良野→旭川→美瑛→深山峠→札幌→定山渓
 四日目:千歳→東京→大阪
 こんな感じ。道産子の方には移動距離が解って貰えるかと。
 さて、由仁を後にした我々が向かうは小樽! 近づくにつれ、妙に見覚えがある。ああ、これ修学旅行で来た所だ。俺小樽来てたんだ(遅)
 駐車場も修学旅行で止まった所と同じ。歩いたら運河に行けるらしいけど、強行日程なので滞在時間はそう長くもない。六花亭やら前に来たときに買いたかった石製ダイスを探す(が、ダイスは見つからず)。家族へのお土産を購入し、寒い寒い言いながらソフトクリームを食いつつ、悪い意味でマイペースな母とケンカする。母は歩くのが速いので、同行者がいようが5m先をずんずんと歩く。朝からこれをされ、小樽でまでされたら文句も言いたくなるというものだ。
 やっぱり時間が短いので運河は見ずにバスへ乗り込む。また移動だ。既に夕方、残るは宿へ向かうのみ。
 宿は旭川だ! で、旭川ってどこだ? 名前は知ってても地理は知らない。ちょっと地図を見てみる。
 ……何で宿に行くだけで100km以上移動するんだ_| ̄|○
 ひたすら移動して層雲峡のホテルに到着。疲れた……。
 ホテル入り口で、お前は林屋ペーパーかと思うくらいカメラをパシャパシャ撮ってる従業員に出迎えられる。写真に撮られるのが嫌いなうえに、私は疲れている。それなのに無許可でパシャパシャ撮りまくり。正直ウザイ。撮られたく無い方は手を挙げて合図しろと書いてあったので、手を挙げようとすると、挙げてる最中にパシャッ! パシャッ! …………すげぇウザイ。
 部屋について荷物を置くと、すぐに食事。宴会場らしき座敷で皆さんそろってのお食事。
 味はそこそこだなぁと思ってるものの、米がない。見ると、遠くの席では仲居さんがよそっているが、私達の周囲は放置らしい。仕方ないのでセルフサービス。ようやく仲居さんがやってくるが、もう遅い。「何かお飲み物は?」と聞かれたので、「何がありますか?」と聞くと「
フッ何って、ビールです」と笑われる。……。
 食ってると、背後に騒々しい気配。振り向くと、カメラを持った従業員がパシャパシャ撮ってる。食事中なのに無遠慮に(しかも無許可で)撮るなよ……。近づいて来て撮ろうとするので、事前に手を挙げて眉をしかめる。撮らずに去っていったが、ふと壁を見ると「写真撮影禁止。もし撮影しているのを発見した場合、ネガやメモリーカードを没収します」と書いてある。ハァ? どこにそんな権限あるねん。どうやらこのホテルは、旅行客が旅行記を書こうと食事を写真に納めた場合、没収されるらしい。その癖に従業員は無遠慮に撮影しまくり、翌日ロビーに張り出して販売するらしい。母に言わせればよくある事らしいが、不快極まりない。張り紙から視線を下ろすと、向かいに座った家族連れの女の子が、親の携帯を借りて、両親の顔をカメラで撮影して楽しそうに笑っている。もし従業員に見つかったら、こんな楽しそうな女の子からも没収するのだろうか?
 不快な気分で食事を終え、部屋に戻るとブルース・リーの死亡遊戯がやっていた。30分ほど見た所で、眠ってしまう。20時40分、就寝。徹夜がたたって、大イビキである。23時頃目を覚ますと、気づいた母が暗い表情で「部屋変えて貰うか?」と言って来た。? 不思議そうにしていると、「壁に血痕みたいなのがあってん」
 ヲイ。
「ほら、ココ。見てみ」
 見ませんよ。眠りたいんですよ。
 前の修学旅行でも、ホテルで心霊騒ぎがあったのに、ここでもかよと、ちょっと北海道のホテル怖ぇなという気になる。
 ベッドに寝転がるが、そんな事を言われては寝にくい。
 母が坊さん家系なのも手伝ってか、何故かうちの一家は旅行先で必ず心霊沙汰になるので、お経や聖書といったものは必須だ。私も実は枕元に般若心経を置いて寝ていた。しかしそれだけでは安心出来ず、やっぱり寝れない。
「変えて貰うか?」と母に聞くと、母「うるさい。もう睡眠薬飲んだから寝る」
 ぅおぃっ!
 母、就寝。こっち、寝付けず。非道ぇ……。
 結局何度か目を覚ましながらようやく寝て、翌日5時半に起床。
 シャワーを浴びて髪と顔を洗い終えると、母が鏡台で化粧をしながら手招きをする。近づくと、
「ほら、ココ」
 よく見ると確かに壁に赤黒いシミが点々と。でもこのくらいなら――
「アンタが寝てる間に支配人が拭きに来てん」
 拭いてコレかよ。
 昨夜「血痕が」と言われた時は「コーヒーとかちゃうの」と返したが、よく考えればコーヒーをこぼしたのでは、こんな感じに飛び散らないし、色も……。
 母が聞いたところでは事件などは無かったと言われたらしいが、ホントなんだかどうなんだか……。
 まったく、二度と来ねぇぞホテル○雲。
 そんなこんなで、見送りも無くバスは発車し、北海道二日目の旅が始まるのでした。


05/20/05
金曜日
晴れ
SOUND BOOK

なし


-novel-
カフカ [変身]


更新箇所
なし

 画像が多く、しかも重くなってしまいましたが、北海道旅行記の2日目と行きましょう。

・2日目

 いよいよ北海道旅行も本番の2日目、恐怖の大移動。
 まずは銀河・流星の滝へ! 例の英会話カップルが「ShootingStar」と言ってたのが印象的!

 高い。あまりにも落差が大きいため、全景を入れようとすると写真が小さくなってしまう。
 こんなに高い滝を見るのは初めてな気がする。
 でも滝よりも、

 大阪では見ることの出来ない白く染まった木々と険しい崖に目を奪われる。
 綺麗だなぁ。そして寒いなぁ。
 僅か十分ほどの滞在のあと、バスは大函へ。石北峠を通過して、北きつね村へと向かう。
 そういや北海道来てからキツネ見てないなと思いながら到着すると、添乗員さんの青木さんにきつねクッキーとやらを配られる。とりあえず鞄にしまってきつね牧場とかかれた建物に入ると、まるで市場のような呼び込みの嵐。なんかてぐすね引いて待たれていた感じ。入ってすぐの所で、「北のハーモニー」なるメロン&バターチョコと、先ほどのきつねクッキーが売っており、一つだと1050円だが二つだと合わせて1050円、つまり半額になると言われる。なので、ハーモニーとクッキーを一つずつ買おうとしたが、母と相談の結果、クッキーはどうせ全国共通の味だろうからと、チョコ2箱にする。しかしこの時我々は知らない。きつねクッキーが予想に反して美味しかった事を、この店でしか売ってなかった事を!(泣)
 肝心のキタキツネだが、入場料がいったのと、以前母が姉と来たときに、きつねが不健康そうにやせ細っており、姉が可哀相だと言っていたと聞かされ、土産だけ買ってさっさとバスに戻る。
 さて、次はどこに向かうのか――網走?
 急に遠くへ移動する気がしたが、気づいていないだけで朝からジワジワと網走に向かっていたのだった。
 網走刑務所を横目に、ガイドさんが昭和の脱獄王の話をする。何度か聞いたが、やはり凄いオッサンだ。みそ汁で窓の鉄格子を錆させ、壁は小便をかけた囚人服で摩擦を生み、それを手がかりにして越えて行く。見習い――たくはないな、そもそも捕まりたくない。
 網走では何をするのかと言えば、水芭蕉を見るとの事。名前は知っていても何かは知らない。どうも母は楽しみだったようだ。どれ、写真でも撮るか。

 結構綺麗。

 水も綺麗。

 いい感じだ。
 問題はこの林道がぬかるんでいて、しかも適当な場所でバスに戻らないといけないと言うことか。すべるすべる。いつもの俺ならこけてたぜ(ぉぃ
 奥に進みたがる母を制止するが、流される。しかたないのでついて行ったが、案の定、母も水芭蕉の群生地は林道入り口の所にあったので、奥に進む意味が大してない事に気づく。引き返してバスに。
 相変わらず移動しては10〜15分降車、そしてまた移動という無茶なペース。じっくり見る場所は20〜40分ほど時間を取ってくれる。
 もうここまで来ると、バスがどこに向かおうがどんと来いという気になってくる。
 さあ、次はどこだ!

 知床。
 最果てじゃねぇか……。
 降車場所はドコだ?
「知床さいはて市場」
 そのまんまかよ _| ̄|○
 ここで昼飯。オプションにしていたので、3大かにコース(一人980円)を食う。
 980円という値段を良い意味で裏切るボリュームで、カニが押し寄せる。相変わらず不運の星の元に産まれた私だ、案の定不運に見舞われる。カニで出しを取る予定だったみそ汁のお椀に、カニの足しか入っていない。みそ汁どこ? カニをハサミで切りまくって食っていると、最後に残した巨大なカニでつまづく。凍ってる。しかも甲羅がトゲトゲだ。ねじり切ろうにも凍ってるので長時間は持てず、トゲが痛いので力が入らない。苦戦、苦戦、苦戦、ちょっと諦め。ふと気づいて周囲を見回しても、どうやら凍ってるのは私のカニだけのようだ。フン、想定の範囲内よ。こと不運にかけては、うちの親父でもいない限りは貧乏くじ=俺! いまさら凹まないぞっ! 凹まへんよ……_| ̄|○
 昼食をとって、あまりにも寒い知床の海風にあたりながら、手袋を持ってきて良かったとしみじみ。気づくとオカンが海岸へ。何をしてるんやろと思い、追いかけて見る。どうやら貝殻を拾って姉貴のお土産にしようという魂胆らしい。調子こいてグングン進む。アホやなぁと思いながら眺めていると、案の定たまに来る大きい波に驚いて帰ってくる。波打ち際が一定だと思っちゃいかんよ。母、知床の波の洗礼を受ける。
 ようやくバスの発車時間になった。知床峠を進み、プユニ岬なるJACKや大佐が微妙に反応しそうな名前の岬を進む。そしてオシンコシンの滝へ――なんだそのオヴォン・コヴォンみたいな名前は。
 また流星の滝みたいにやたら高い落差だったら写真に撮りにくいなぁと思いながらも到着。

 今度は横にデカイ。
 こんな縮小した写真じゃいまいち伝わりにくいけど、横にデカイ。
 写真の右下の方に木の看板で「オシンコシンの滝」と書いてあるけど、あの看板も実は結構大きい。つまり滝が横にデカイ。
 階段をちょっと登らないといけないうえ、あまり時間がないと言われる。じゃあ麓からで良いかと見上げていると……階段のてっぺんに母の姿が。ぅおぃ! またかよ、アンタ消えたと思ったらドコ行くんだよっ。
 とりあえず登る。よく見ると添乗員さんやらガイドさんも登ろうとしていたので、案外時間に余裕があると判断。

 登ってる途中でパシャリ。
 滝壺から流れ出る水はなんとも爽やかだ。ただ、とにかく寒いので爽やかさはあまり、ありがたみがない。空も曇っているし、もっと夏場に来たかった。夏場に来るとこんならしい
 登って階段の頂上に。

 おお、迫力満点だ……と思って見ていたけど、やっぱり写真ではいまいち(苦笑)
 滝の側に生えている木の大きさから、滝の大きさを判断してくだされ。ところでオシンコシンって何?

 さて、その後もバスは走りまして、今度は一路摩周湖に!
 霧の摩周湖エアポート(違)
 母は数度北海道に来ているけれども、一度も霧の摩周湖を見たことがなく、常に晴れていたそうな。
 どれどれと思いながら進むが…………いや、もう無理なの解ってるやん。摩周湖以前に、途中の道で雨と霧ですやん。
 摩周湖に着くが、バスから降りても霧が深く、どの方向に摩周湖があるのかさえ解らない。
 とりあえず展望台に上がるが、霧しか見えない。
 ……俺だまされてない? ホントにここ摩周湖か? ただの霧深い山に連れてこられたんじゃないの?
 土産屋に入ると、摩周湖を前面に押し出している。むぅ、やはり摩周湖だったのか。
 もはや見るものはない。バスに戻り、自称・摩周湖を後にする。
 弟子屈を通過し、アカン横断もとい阿寒横断道路を突き進む。
 既に日は暮れたが阿寒湖到着! と、言っても実感がない。阿寒湖を見ずに阿寒湖側のホテルに到着したからだ。
 ホテル、昨晩の嫌な思い出が蘇る。
 嫌だなぁと思いながら入ると、意外にも良い感じ。広いし綺麗だ。夕食は別棟でバーベキューだと言うので、荷物を置いてさっさと移動。立ち食いかと思いきや、当たり前だがそんな事はなく、1組1テーブルが与えられていた。やたら美味い。現地ふうに言うとなまら美味い。初日が嘘のようだ。
 食事を終えて部屋に戻る。今日もTVではカンフー映画をやっている。少林寺三十六房だ。母がアイヌコタンに行きたいと言い出す。ガイドさんやら添乗員さんも、アイヌの人の舞踏や劇があると言っていた。疲れていたけど、小説のネタになるかなぁと思って時計を見る。既に始まっている時間だ。とりあえず、アイヌコタンには行ってみようと、ロビーへ向かう。
 フロントで聞くと、アイヌコタンへは正面入り口ではなく、裏口から出て真っ直ぐ突き当たりを左と言われる。
 裏口から出る。真っ直ぐ行って……突き当たりってどこだ?
 普通に通りに出てしまったので見回すと、木彫りの店が建ち並んでいた。ひょっとしてこれがアイヌコタンなんだろうかと、疑問に思いながらも、半ばアイヌコタンは諦めて適当な店に入る。隠しても仕方ないから名前を出すが、湖畔屋という店だ。食べ物の守り神、アマンカムイの木彫りをメインとしているらしく、賞も貰っているらしい…………が、ちょっと気になった事が。店主曰く、「これはうちの店から出た事はないオリジナルです」。ん〜、情報を整理しよう、これはオッチャンがずっと長年掘り続けている拘りの木彫り細工で、名前はアマンカムイ、食べ物の神様で笑顔を浮かべている。背中に回した手はしっかりと握られている。笑顔は人に安らぎを与え、食べ物を守る=食べるに困らない生活、背中の握り拳=幸せを離さない。OK、ここまでは良い情報だ、とても素晴らしい神様だ。で、アマンカムイはこの店から出した事のない、この店の誇るオリジナル。え〜っと、…………おっちゃん、神様創った? おっちゃん印のオリジナル神様ッスか? それともアイヌでは伝承としてあって、木彫り細工にしたのがこの店なのだろうか? 検索かけても、どうもヒットしない。……か、神様捏造? まあ日本人は昔から色んな神様を自分たちで創ってきたから、それも神様でしょう。現に親しまれているようですし。
 何より店のおっちゃんがちょっと良い感じだった。店の雰囲気って言うのかな? おっちゃん自体は、どうもまだ欲というか我が消せていない印象を受けたんですが、良いものは持ってるって感じです。
 アマンカムイの笑顔はおっちゃんの気が和んでいる時しか彫れないそうで、笑顔だけが手つかずになっている制作途中のアマンカムイが並んでいました。
 とりあえず、アマンカムイのありがたさの信憑性は気づかなかったフリをして、箸やらスプーンやらを購入。最近体調が優れない父のために、アマンカムイストラップも購入。計7000円ちょっと。高っ。まあ、職人手彫りだから技術料か。……この辺の値段も含めて欲か(苦笑) 神様と技術を売る商売だもんなぁ。でもまだ心が売り物になっていない印象。変な言い方だな(笑) 7000円以上買ったんで勘弁してね。
 店を出てしばらくいったスーパーでアイスと酒とつまみを購入して、いざ遠回りしながらホテルに帰ろうとする。
 母、呼び込みにつかまる。なんでも全品1050円だというお店だ。入ってみると、サングラスや10徳ナイフも1050円。作務衣も1050円。確かに安い。ストーブのたかれた店内で、アイスが溶けることを危惧しながら母が選び終わるのを待つ。結局作務衣を購入して店を出る。
 少し歩くと……アイヌコタンだ!
 しまった、ココか! 既にほとんどの店は閉まっており、町並みのみが見える。入り口に巨大な木彫りフクロウの門がある。すげぇ……。
 完全に観光地用に造られた町並みというか、通りだけど、それでも凄い。しまったなぁ……もっと早くに来たかった。
 ちょっと歩いてからホテルに戻ったけど、どうやら突き当たりと言われたのは、ホテルの敷地から出た所を突き当たりと言ったようだった。アイヌコタンからホテルはすぐでした。やるな、阿寒○ューホテル。でも結構良いホテルでした。母に言わせりゃ普通らしいけど、初日が初日だけに、雲泥の差。
 部屋に入ってからアイスを食って、酒を飲んで、寝る。そう言えば風呂に入っていない。とりあえず、明日の朝に入ろう。
 こうして2日目が終了した。

 移動ルート。赤が初日、青が2日目。

 2日目は一度知床半島まで行ってから、同じルートを引き返している。
 移動距離は、初日が347km、2日目は379kmだった。北海道、広すぎる。
 おまけの壁紙。
 ・オシンコシンの滝(1024x768))
 ・知床の海(1024x768)

05/26/05
木曜日
晴れ
SOUND BOOK

なし


-novel-
カフカ [変身]


更新箇所
何でもレビュー:小説にカフカの「変身」と梨木香歩の「西の魔女が死んだ」を追加

 レビュー2点追加してから、「これ1つずつにして、連日更新とかしたほうが『更新してる感』が出るなぁ」と、Webサイト管理人特有の打算思考が発生。まあ書いちゃったもんはしょうがない。
 ニーズの感じられない事で有名な旅行記は、三日目の画像編集中なので、しばしまたれい。

 ところで、大河ドラマ「新選組!」の続編が決まりましたよ。
 単発もののようですが、来年1月に放送するようです。キャストは出来る限り大河版を引き継いで、脚本も三谷幸喜。主役は山本耕史演じる土方歳蔵。近藤勇が死んだ後の土方が、各地を転戦しながら五稜郭で戦死するまでを描くとか。かなり楽しみ。

 あと、ちょっと前姉貴に「あんたのサイトの備忘録多すぎるで」と注意されてから一気に減らしたんですが、やっぱり書いておかないと忘れてしまうので書きます。
 見てる人に「今こういうのに興味があるのか」と思って欲しいというのもありまして、興味を持って貰ったり、もともと興味があったりしたら話も弾むかな、と。
 ちゅうことで、2つ追加〜
 1つはSINGER SONGERのデビューシングル! というか、Coccoの新ユニットでの復活シングル!(泣)
 ヨドバシで買うか、アマゾンで買うか、地元のCDショップで買うか、ツタヤで買うか、思案中……。
 もう1つは光田&加藤の「キリテ」。光田康典は「クロノ・トリガー」、「ラジカルドリーマーズ」、「クロノ・クロス」、「ゼノギアス」、「ゼノ・サーガ EP1」の作曲者。加藤正人は同じく「クロノ・トリガー」、「ラジカルドリーマーズ」、「クロノ・クロス」、「バテンカイトス」の企画や演出、脚本などを手がける(トリガーは堀井裕二のプロットを元に肉付けしたり、古代編を追加した)。
 ようは「クロノ・トリガー」と「クロノ・クロス」のファン感涙のコンビなわけです。
 この「キリテ」は光田氏の音楽と加藤氏のストーリーブックで楽しむという、新しい形のコンピレーションアルバム。ちなみに演奏にはクロノクロスのエンディングテーマにも参加したZABADAK(吉良知彦)も参加。これは買うしか! とは思うものの、のんびり待ってから買おうかと思案中。
 両方とも気付けば発売されてました(笑)


05/31/05
火曜日
晴れ
SOUND BOOK

なし


-novel-
上遠野浩平 [ブギーポップは笑わない]


更新箇所
なっしんぐ

 微妙に太極拳関連で忙しい今日この頃。
 考えないといけない事が多いと言った方が正しいのかな。
 予想外にヘヴィな代表のお仕事。具体的にどう大変なのかと言われても説明ができないのがまたしんどい。
 会員さんの増減にはかなり気を遣うしね。
 どうやってご新規さんを獲得しないとアカンかってのが悩みどころ。これで無給。メリット無し(泣)
 まあ、太極拳関連で別件では少額ながら頂いてるんですが。ええ経験といえばええ経験です。
 昨日も元気に先生に関節きめられてました(ぉぃ
 副代表やってる友人も一緒に関節きめられて吹っ飛ばされてました。
 案外激しい太極拳(笑)
 踊りじゃなければ、健康法でもないねんで〜。武術やで〜。
 ただ、うちの先生ほど武術的な教え方が出来る人は日本にそう居ませんが。やっぱり本場の人は違いますわ。
 あ、ちなみに関節きめられて吹っ飛ばされた云々は、練習外で個人的に用法などを聞いた際の出来事です。練習中は流石に軽く飛ばされる程度です(ぇ

 ―備忘録&私信―
 「ロード・オブ・ザ・リング スペシャル・エクステンデット・エディション・トリロジーBOXセット」限定品、定価30870円
 
SINGER SONGER(Cocco)「初花凛々(初回限定)」発売中、1000円、全2曲
 
光田康典×加藤正人「キリテ」発売中、3570円、14曲
 ZABADAK「Christmas Songs」発売中、2000円、全7曲