過去日記ログ
注:古い日記ですので、情報の誤りや、今とは違う価値観で書いているものがあります。
閲覧に当たっては、充分にそれを念頭に置いて下さい。



11/01/04
月曜日
曇り
SOUND BOOK

なし


なし


更新箇所
先月の日記をログ送り
リンク:台風さんのサイトを閉鎖につき削除
(昨日の更新内容:レビューの小説に「童話物語」を追加)

 台風さん、長い間サイトお疲れさんでした。遠距離でネタを投げ合ってるような日記の反応し合いができないのは寂しい限りっす。いずれ新サイトとかで復活したら、また遊びに行かせてもらいます。

 さて、先週から書きたいネタが多かったんですが、多すぎて書けないうちに賞味期限が過ぎちゃってゴミ箱行きに。
 ちゅうか、風邪ひいちゃいまして、ちょっとダルイっす。
 そんな中なんとか武術太極拳2級取得。
 風邪ひいてしんどいというのに、なんかいつもより練習一時間多い状態で検定て(泣)
 気候も湿度も気温も中途半端だったので、今かいている汗が風邪のせいなのか、それとも湿度や気温のせいなのか、まったく解らないのが気持ち悪く……土壇場で検定の立ち位置が変わったりで緊張からくる妙な汗まで……。受かって良かったですわ、これで落ちたらホンマに疲れるで。


11/08/04
月曜日
曇り
SOUND BOOK

なし


水野良 [新ロードス島戦記 4]


更新箇所
ALIVE特設

 しまった、ALIVE特設を更新してたら本更新ができないではないか。
 特設の更新に軽く数時間かかるからなぁ……。

 そういや、ちょっと前セブンイレブンでミントアイス買ったんですわ、ホットコーヒーと一緒に。ほんなら、なんでか知らんけど普通に一緒の袋に入れおんねん。アホかと。溶けるがな、もの凄くすみやかに溶けるがな。
 んで、今日帰りにローソン寄ったんですわ。んで、メルティキッス(チョコ)の抹茶味と一緒にホットコーヒー買ったんですわ。ほんなら、なんでか知らんけど普通に一緒の袋に入れおんねん。アホかと。溶けるがな、箱があるから地味にしかし確実に溶けるがな。
 まあ皆さんもお気を付けくださいってだけの話なんですけどね。


11/12/04
金曜日
大雨のち曇り
SOUND BOOK

なし


なし


更新箇所
なし

 ここの日記をブログに変えようか、はたまたブログと日記の二本柱にしようか、それともやっぱり変えないか、色々考えていたら更新が四日も途絶えてました。迷うんよ、ブログ見てると。
 やっぱり直で感想を書き込めるというのもいいんだけども、トラックバックが便利なんだよね。何よりも、更新速度が速くなるという点が便利。
 それでも踏み切っていない理由は、このサイトのコンテンツが多すぎる事。サイトコンテンツがニュースやテキストのみというサイトならばブログの方が良いんだろうけど、小説・レビューの二本柱でやってるサイトとしては、かなりやりにくい。後は他のブログとの交流などもあり得るんだけども、その代わりに変なお客さんが来ても困る。
 迷うんだよなぁ……。今の所、交流のある人でブログをやってるのはJACKとポンコツロボさんだけだしなぁ。ログが長期間残らない事は利点にも欠点にもなるし……。

 話は変わりまして、ゲームの話題。
 近頃は頻繁にゲームをやるという事がなくなってるんですが、やっぱりまだ興味はある。
 年末に出るPSPにも注目してるんだけど、そのソフト「リッジレーサーズ」がとても気になる今日この頃。
 ちょいとネット巡回していたらムービーが公開されていたので見てみたら……やばい、めちゃくちゃ興味湧いてきた。
 高画質ムービーはこちらから入手できるんですが、低画質ムービー&公式サイトはこちら(内容はおなじ)へ。
 これが携帯機の映像かと驚くほど、凄まじい出来。下手したらPS2のリッジレーサーVよりも良いんじゃないか? 少なくともPSのR4よりは確実に上だろう。
 車もコースも、過去のリッジレーサー&アーケード専用のレイブレーサーからチョイスしたのをリファインしているらしく、見覚えがある懐かしいものだらけ。よく考えれば、レースゲームが得意というわけでも好きというわけでもないのに、リッジシリーズは全てやった事がある。クリアしたかは別にしてね。
 かなり惹かれるなぁ……。

 もう一つゲームの話題。
 相変わらず格闘ゲームはしょっちゅうやってるわけですが、特に私はSNKのゲームが大好きです。
 昨日も近所のゲーセンに最近何故か入荷された「サムライスピリッツ アスラ斬魔伝」でポキポキ骨折りまくってました(謎)。
 最近は格闘ゲームが不作でして、SNKの最新作「KOF ネオウェーブ」は新基盤に慣れるためだけに作ったとしか思えないKOF2002の類似品。新キャラも無ければ、03での変更もすべてチャラになって、まるっきりの02、システムと背景が変わっただけで基本が同じでした。いや、一応いたか新キャラ、竜虎の拳2バージョンのギースが……。
 格ゲー黄金時代にSNKと双璧だったカプコンも「カプコンファイティングジャム」(以下カプジャム)が転けに転け、元カプコンのあきまん氏の日記によればストリートファイターの権利をカプコンUSAに売り払ったという話まで出てくる。
 そんな今、今度こそと期待しているゲームが「ネオジオバトルコロシアム」(以下ネオコロ)なのだ!
 でも実はコンセプトがカプジャムと似てるんですよね。
 カプジャムはカプコン格闘ゲームキャラの夢の競演で、タッグバトル。
 ネオコロはネオジオゲームキャラの夢の競演で、タッグバトル。
 まあカプジャムはタッグの意味がないうえ(交代とかコンビネーションが存在しない。ラウンドを違うキャラで戦うというだけ)、キャラが21人。しかもストリートファイターから12人。システムもバランスも微妙で、ハマれる人はハマるものの少数派というもの。
 クオリティに定評があったカプコンでこの惨状なので、クオリティに悪評の多いSNKプレイモアだとどうなるのか、そんな心配の声がちらほらと聞こえます。実際私も心配してるし(ぉぃ
 しかし、現時点で発表されている情報を見る限りでは期待大なのです。
 なんせ出場キャラが絶妙なチョイス。注目すべきなのは「SNK格闘ゲームキャラ」ではなく「ネオジオゲームキャラ」だということ。アクションである「メタルスラッグ」から出場する奴もいれば、既に懐かしい(というか知らない人の方が多い?)「ワールドヒーローズ」や「痛快GANGAN行進曲」、「キングオブモンスターズ」からも出場。濃すぎる。
 SNKキャラのチョイスも面白く、初代の「餓狼伝説」からタン・フー・ルー、「餓狼伝説3」から秦祟雷と秦祟秀、「竜虎の拳」からリー・パイロンとMr.BIGなど、あえて王道を選ばない。一応主役級のキャラは出ているものの、それ以外の選択肢がなんともマニアック。
 現時点で発表されている人数だけで32人で、しかも最近のSNKには珍しく旧作からのコピペではなく全員新規グラフィック。タッグでのコンビネーションなどもあるらしく、期待はどんどん膨らむばかり。
 KOF2004を作らないからには開発力を注いで欲しいものです。


11/15/04
月曜日
寝込んでるので天気は不明
SOUND BOOK

作曲:ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト
指揮:オイゲン・ヨッフム
[Romanze:Andante]
from"アイネ・クライネ・ナハトムジーク"


なし


更新箇所
なんでもレビュー:CDのレビュー2件を修正

 感冒により咽と鼻をやられる。簡単に言えば、風邪ひいた。
 普段、1リットルのペットボトルに水とレモン果汁とにがりを入れたものを常備しているんだけれども、それが一晩で一本空いた。
 こんな時に激しい曲を聴くのもなんだからクラッシックでもと思い、クラッシック入れを物色しているとナハトムジークがあった。ふと、まだBMSが全盛だった頃を思い出す。どんなつづりで誰が作ったのかは忘れたが、Nacht-mzkとかそんな雰囲気でナハトムジクと読む曲があった。最近親との会話でナハトムジークが出た事もあり、これをかける事にして就寝。
 しかしおかしな事に聞き覚えがない。不思議に思いながらも眠ってしまう。今朝CDを調べると、どうもこのCDにはハフナー・セレナードとナハトムジークが入っているらしく、ハフナー・セレナードの方が最初に来たから解らなかったのだ。何となく悔しいので、今これを書きながらナハトムジークを聞いている(笑)
 今日は太極拳も休む事にし、音響係なので代わりを友人に頼もうとメールすると、そいつも腹痛でダウンしていた。急に寒くなったもんなぁ……。
 とりあえず、ゆっくり寝よう。


11/16/04
火曜日
曇り
SOUND BOOK

なし


なし


更新箇所
なんでもレビュー:MIAレビューにもAmazonアソシエイトを導入

 Amazonアソシエイトは存外にサイト維持のモチベーションを上げてくれることが解った。
 以前書いた気もするけど、アソシエイトってのが何かというと、簡単に説明すれば自分のサイトでAmazonの商品を紹介してAmazonから紹介料を貰うというものだ。
 一日に何千とヒットするサイトならば小遣い稼ぎになったりもするようだが、うちのような細々運営のサイトにとっては別の意味を持っている。
 それは「誰かが見てくれた、興味を持ってくれた」という実感をもたらしてくれるのだ。
 例えばレビューである。
 詳しい事は「amazonへのリンクについての説明とポリシー」でも書いたが、二つの大きな理由があるのだ。一つは、誰かがレビューで紹介したものを買ってくれたり、買わずともクリックして商品のページに行ってくれた場合、誰が買ったorクリックしたかは伏せた状態で「この商品がクリックor買われましたよ」という記録が残る。
 これが冒頭で書いた、存外にサイト維持のモチベーションを上げてくれるという事に繋がる。
 何故かというと、「あ、レビュー読んでくれたんだ」という実感になるのだ。クリックしてくれたという事は、確実に読んでくれたうえ、興味まで持ってくれたということになる。書き手としてはもの凄く嬉しいのだ。
 まあ、今までに購入まで行ってくれた人はいないのだが(笑)
 これは当然と言えば当然だろうと思う。だって私もレビュー等で紹介された物に興味を持ったら、いきなり通販などをせずに店まで見に行くし。Amazonは1500円以上買うと送料無料なんだけども、カード使っても代引きでも手数料かかっちゃうしね(一応MIAとかは割引されてるからお得かも知れないけど)。それに小説もMIAも単価は大体1500円以下だもんなぁ(苦笑)
 でも私はクリックしてくれただけで嬉しいんですよ。そりゃ一銭も入らないけど、それが目的じゃないんだしね。
 そういえば、私の紹介したものは一つも売れてないけれども、ちょっとだけ紹介料のストックは入ってましたわ。どうやら、私が紹介した商品ページから、まったく関係のない商品ページに飛んで買い物してもちょこっとだけ入るらしい。よし、ここを見ているであろう某友人よ、パソコン買うときはうちのMIAレビューから飛ぶのだっ(マテ
 まあ冗談はさておいて、やっぱり誰かが見てくれているというのが管理人の力になります。導入して正解だったかな、と今の時点ではほぼ満足。
 ということで、今までは小説だけにアソシエイトを導入していたのだが、この二日で音楽とMIAにも導入してみた次第でありました。
 そうそう、アソシエイト導入の「二つの大きな理由」のもう一つは、商品画像が使える事ね。小説やゲーム、CD等の商品画像を著作権侵害することなく使えるというのが導入の決め手でした。
 しかしよくよく考えてみたら、著作権法32条で「
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない」とあるわけで、レビューの場合は“批評目的の引用”としてOKなんじゃないだろうか? まあ「公正な慣行に合致する」というのがいまいち解りづらいけど。

 さて、そうこうしてるうちにAmazonからメールが来てますな。どれどれ――
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マーカス・ロバーツ (アーティスト), et al
"トルース"

お客様にこの商品をお届けできる見込みでしたが、現時点ではどの仕入先
からも入手できないことが判明いたしました。
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 ひと月も待たされたのに……
 。・゚・(ノД`)・゚・。


11/18/04
木曜日
SOUND BOOK

なし


なし


更新箇所
なし

 昨晩TVドラマ「弟」を見てしまったのが運の尽き、第二夜である今日も見てしまっています。
 あれだけ力入れて番宣してたら逆に見ないのが普段の私なんですが……何でだろう、島田紳助がいないヘキサゴンを見る気がしなかったからか?
 ちょっと話ずれるけど、紳助の暴力問題も不思議な事になってますな。
 私は彼のファンなので、どうしても容疑者びいきな事を書いてしまうし、被害者・容疑者どちらの味方に立とうと中立だろうと、圧倒的に情報不足なので絶対に憶測にしかならないから今まで書いてはいなかったんですがね。ちょっと妙な事になってきたから少しだけ書くことにします。
 被害者の女性マネージャーの頸椎捻挫なんですが、全治3週間が6〜7週間にのびたそうなんです。よくある議論のグーで殴ったのか平手打ちなのかとか、何発だったとかはどうでもいいんです。気になっているのは全治1ヶ月半もの怪我だということ。
 報道されている確定事実は、紳助が空き部屋に連れてって扉を閉め、髪の毛を掴んで無理矢理椅子に座らせて手をあげたたために、女性マネージャーが騒ぎ、紳助が自分で扉を開けたところ人が集まって来た。女性マネージャーはその間に警察と病院に自分で電話をかけ、自ら呼んだ救急車に乗って病院へ行って治療後に診断書を貰い、同日夜に警察へ被害届を提出した。
 1ヶ月半もの怪我をしているのに、えらく行動が迅速すぎやしないかな。
 頸椎捻挫と言うからには首にダメージが来ているわけだ。その状態で殴られた直後(女性マネージャーの証言だとグーで数発)に、自分で警察と病院に電話するというのもなんだかなぁ……と。
 ちなみに、私は紳助ファンですが、彼は過去にも暴力事件を起こしてます。なのでマネージャーの言う通りの事を紳助がやった可能性はあるでしょう。でも……紳助は小さく言ってマネージャーは大きく言ってると考えるのが普通だよなぁ。少なくとも女性マネージャーの方は被害者ではあるけれども、紳助に対する悪意(恨みをはらしたいと書いた方がいいのかな)も大きい気がする。
 ま、女性に手をあげた時点で紳助が悪いんですがね。表現が難しいけど、紳助は悪い、女性マネージャーは悪くないとは言えない、そんな感じ。
 事件とは関係なく、私の個人的な思想になりますが、私は男女差別はいけないと思っているけど男女区別はするべきだと考えています。
 どうもジェンダーフリーだとか一部の人が叫ぶ「男女差別撤廃」は、「男女区別の撤廃」に聞こえるんですよね。
 古い考えとされている「男が外で働いて、女は家に入る」というのは平和になって仕事内容に性別が重要でなくなった現代(の主に都会)だから言われてるわけで、本来男女では骨格からして違っており、筋力と体力には決定的な違いが出ます。んで、昔の「仕事」は筋力と体力が重要だった。だから「男が仕事をする」という事になっていたわけですわ。男が体力と筋力を活かして文字通り外で働いて「家族」を守り、女性は精神的・肉体的な痛みに強い(男性だと出産の痛みに耐えられずにショック死します)ので「種」を守る。どっちが優れているとか、どっちが得をしているとかじゃなくて、両方合わせて初めて「人間」という種が今まで残ってきたわけだから、その「区別」は必要だと思うんですよ、どう頑張っても男と女は別のものなんだから。
 関連しつつ話を戻すと、今日見ていた「弟」に出てくる石原兄弟と両親の姿を見ていると、なんともいい家族なんですわ。
 親父は本当に大黒柱でしっかりと構えており、お母さんは家の中でしっかりと子供を育て家を守っている。古いだとか、女性がかわいそうだとか言う人もいそうなんだが、それで本人が幸せなんだったら良いんじゃないかなぁ。どうも社会風潮的に「家の中で家族を守る女性」というのをマスコミや女性自らが「古い」だの「かわいそう」だのと押しつけちゃってる気もする。それこそ差別じゃないの? と思うわけだ。
 差別はよくない。でも区別は必要――とか書きながら、女が女らしくないのは個人的には構わないんだけども、男は男らしくありたいよなぁと考えてしまう。これは……私は同姓に対して男女差別をしているのだろう(苦笑) いいじゃん、古いんだよ俺はっ(泣)
 やっぱね、「弟」を見てると本人の個性があの石原兄弟を作ったんだろうけど、個性は家庭環境に重大な影響を受けて育まれるんだなと感じました。ほんま人間っちゅうのは面白いなぁ。
 ということで、今日はこの辺で筆を置きましょう。
 こういう自分なりの思想・思考を書くと、見て下さってる方に不快感を与えるんじゃないかとビクビクしてますが、なにとぞ理解――とまではいかなくとも寛容したってください。


11/19/04
金曜日
曇りのち晴れ
SOUND BOOK

思い出せそうで思い出せないクラッシックのテープ


中谷孝雄 [孫子―世界最古の兵法書]


更新箇所
なし

 姉さん、ゴジラです。
 昨夜BSつけたら「ゴジラVSビオランテ」をやってまして、思わず見てしまった。
 これは確か唯一母と観に行ったゴジラ映画で、小学生の時に大きなインパクトを受けた作品だった。
 別にゴジラが好きだとか詳しい訳じゃなく、少年の通過儀礼的に通った道。
 ビオランテは妙に印象に残ってたから昨夜のも観てみたんですが、ゴジラが出現する際の演出が素晴らしかった。まあラストで蛇足に蛇足を重ねて失敗しちゃった感じだけども。
 んで、今日は「ゴジラVSデストロイア」をやってましてね、思わず見てしまった。
 これは唯一叔父さんと観に行ったゴジラ映画で、中学生の時に大きなインパクトを受けた作品だった。
 中一だったかな? 従兄弟と叔父と見に行ったんだけども、当時既に劇場でゴジラを観るというのが子供っぽくて恥ずかしいと感じていた。だけども、あのゴジラが死ぬという話は聞いていたので興味はあった(笑) まあ従兄弟につきあうという名目で内心ワクワクしてたわけだ。
 しかし九年ぶりに見てみたが、ややこしい映画だ。そして考察が適当な映画でもある。
 ゴジラみたいな無尽蔵に放射能をはき散らす怪獣が、内部から溶け始めている。そういう状況で、初代「ゴジラ」でゴジラを殺したオキシゲンデストロイヤーとやらに手を加えちゃったら暴走して怪獣になっちゃったという無茶な敵も現れ、さらには唯一のゴジラと同種(ゴジラの子供なのかどうかは不明)の縮小ゴジラみたいなのも現れ……詰め込みすぎ。
 この話を初見で完全に理解しようと思うと、初代「ゴジラ」、「ゴジラVSビオランテ」、「ゴジラVSスペースゴジラ」あたりを観てないと無理じゃないのかな。
 軽く調べてみると、初代「ゴジラ」とそのリメイクの84年版「ゴジラ」の間に作られた全ての作品は(ストーリー的には)無かった事にされて、84年版「ゴジラ」の続編が先述の「VSビオランテ」、その後の話は登場人物なども継承された続き物。その最後の作品が「VSデストロイア」のようだ。
 この「VSデストロイア」は平成ゴジラのファンは勿論、初代「ゴジラ」のファンにも評判がいいようです。なんせ、初代「ゴジラ」を倒した切り札や、それを発見した博士の部屋、博士の娘であるヒロイン(もう初老だが)、初めてゴジラを発見した人の息子などがぞろぞろ出てくる。というか、話の中核が初代の続きだというのは、初代を知らない私でも解るくらい濃い。
 ホンマに考察がショボイし、無駄なシーンも多いんだけども、さすがにゴジラが内部から溶けて死んでいく姿は感慨深い。融解して放射能がまき散らされて――と思いきや、デストロイアによって瀕死になっていたゴジラジュニアがその放射能を吸収して新たなゴジラとして復活! というシルエットの直後にスタッフロール。正直、この映画のクライマックスはこのラストシーンで、次点がスタッフロール、あとは大体ぐだぐだという不思議なもの。中学生の時はスタッフロールのバックに流れる歴代ゴジラの映像にグッと来た記憶がある。
 まあしかし、同じ時間帯に色々流すもんだよ。読売では「もののけ姫」、ABCでは「弟(第三夜)」、BS2では「ゴジラVSデストロイア」。まあ「もののけ姫」はビデオも持ってるし劇場でもTVでもさんざんみたから却下、「弟」は外出している母が録画していったから後回し、「VSデストロイア」は録画しようにもデッキが埋まっている、ということでこれになったわけですな。
 ゴジラは来月公開の作品で最後になるそうですが……ホンマなんかなぁ? ホンマやったらちょっと観てみたい気もする。小学校の時に友人宅で見せて貰った昭和ゴジラシリーズのライバル怪獣総出演らしいし。
 ってか、正確さを求めるためにファンサイトで情報整理しながら書いてたら、最近のゴジラに興味が湧いてしまったよ(笑)


11/24/04
水曜日
晴れ
SOUND BOOK

なし


中谷孝雄 [孫子―世界最古の兵法書]


更新箇所
アライブ特設

 母がTV番組「伊藤家の食卓」のクッキングブックを購入した。
 なんでも、一分でパウンドケーキの生地が作れるとかいう裏技を見た母がレシピ見忘れたから「買おう!」と即日購入(笑)
 んで完成したのを食わせて貰ったんですが、どうも失敗したらしくねっちょりと……
 翌日、失敗の原因がわかりまして(余熱し忘れ)、いざ作ってみるとふんわりしっとりと、かなりうまい。
 いままであの手の裏技をちょっと小馬鹿にしてたんですが、なかなかどうして面白いもんですな。
 しかし普通に作った方が原価が抑えられるような気がしないでもない(苦笑)

 そういや友人が二人ほど携帯を機種変更したりキャリア変更したりするんですが、その関連で値段比較とかしてみると、携帯とPHSは一長一短だなぁとしみじみ。
 料金面ではPHS――というか、私の使っているDDIポケットがダントツで安い。パケットで考えるとauとDDIポケットだけ使い放題で、他の携帯キャリアは完全定額ではない。
 二つの料金で比較すると、auは年割+家族割+ダブル定額のSSパックで月7020円の無料通話1000円、DDIポケットは年割+AB割で月4263円。
 ただし、auの家族割が家族も加盟しないとダメという落とし穴があるのと同じく、DDIポケットもAB割という落とし穴がある。AB割はAirH"+Broadbandの意味で所定のブロードバンドプロバイダと契約している必要がある(OCN、ODN、BIGLOBE、DIONなど)。
 実を言うと私のプロバイダはAB割に対応していないのだが、もし対応していたなら即刻プランを乗り換えていただろう。なぜなら、DDIポケットは携帯専用サイトではなく、通常のインターネットサイトが端末から利用できるからだ。それだけでなく、付属ケーブルを使ってパソコンのUSB端子に繋ぐと、充電しながらネットも出来るようになる。それで月4263円だったら乗り換えない手はないだろう。
 しかしDDIポケットの欠点もある。
 それは携帯専用サイトやコンテンツが利用できないことと、ターゲット層が若手サラリーマンなのでTVやカメラといった付加価値がないということだ。
 ただ、来年二月よりKDDIグループと別離し、米・カーライル社と京セラが大株主のウィルコムという会社に変わる。
 会見などでの発表によると、今までKDDIグループの主力であるauと対立しないように抑えざるを得なかったものを解放できる、PHS端末で128k通信ができる端末を出すなど、勢いづいているのは確か。ユーザーが望んでもまったく新機種や新サービスが出なかった状態からの脱却は間違いない。
 ということで、友人らにはPHSへの乗り換えを進めたいのだが――ひとりは案の定、携帯専用コンテンツが重要で、もう一人は家族割り引きのためにムリ…………ちくしょうっ(泣笑)


11/25/04
木曜日
晴れ
SOUND BOOK

作曲:ジョージ・ガーシュイン
指揮:小澤征爾
演奏:マーカス・ロバーツ・トリオ
&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
[ラプソディ・イン・ブルー],[アイ・ガット・リズム]

from"ヴァルトビューネ2003 ガーシュイン・ナイト"

中谷孝雄 [孫子―世界最古の兵法書]


更新箇所
なし

 ぃやっっったぁぁぁぁぁぁぁっ!
 と、のっけからハイテンションでお送りしますCrymsonです。
 ついに、ついに観たかったDVDと聞きたかったCDが手に入りましたっ!(感涙)
 DVDは「ヴァルトビューネ2003 ガーシュイン・ナイト 小澤征爾/ベルリンフィル/マーカス・ロバーツ・トリオ」の初回限定版(こっちの方が安いのw)。
 このコンサートを初めてTVで見た時の感動は以前の日記で書いたと思――ったけど、ログあさっても書いてなかった(ぉ
 元は去年行われたコンサートでTVでも流され、それがこの夏だか秋だかにNHKのクラッシックロイヤルシート(だったと思う)で再放送されたのだ。
 当時、原稿を書きながらいつものようにBGMとしてNHKをつけると不思議な光景が目に入った。
 クラッシックのコンサートのようなのだが、場所がホールではなく、森の中だったのだ。そして観客は老若男女が雑多に入り交じり、みなフランクな服装で思い思いの場所に座っている(それでも数千人はいたと思うが)。
 そんな中、軽やかに舞台に現れたのは世界の小澤征爾。そして演奏はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。なぜこんな豪華な組み合わせが、森の中にいるのだ! 驚きながらも原稿そっちのけで眺めていると演奏が始まる。それがなんとも素晴らしい。小澤征爾もベルリンフィルも、とても楽しそうに演奏をしているのだ。音楽家たちが文字通り音を楽しんでいる。カメラが観客へ向く。すると、まだ幼稚園ぐらいの子供からオッサン、おばあちゃんまで楽しそうに楽しそうに笑っている。衝撃的だった。クラッシックのコンサートとなれば、ビシッとスーツを着込んで、静粛に耳を傾けなければいけないと思っていた私にとって、その光景は本当に衝撃的だった。
 思わず階下にいるであろう父にもこれを見て欲しいと思い、二階へ下りる。姉と父が台所で真面目な話をしていたが、無視してテレビをつける。父は音馬鹿と言っても良いほど音楽を愛している。姉も重度の音楽好きだ。ならばこの素晴らしさは解るだろう、黙って見てみろ、そういう行動だ。
 最初の曲が終わると、舞台袖から三人の男が現れた。三人は最前列、指揮者である小澤征爾よりも前に陣取り、それぞれドラム、ベース、ピアノを手にした。演奏曲目は現代作曲家であるガーシュインがメインとなっているらしく、親父は「あまりガーシュインは好きじゃない」と言いながらもTVに注目する。
 演奏が始まると、誰も何も喋れなかった。しばらくすると私も姉も父も笑みを浮かべながら凄いと言った。
 この三人組はマーカス・ロバーツ・トリオというジャズバンドで、一言も発することなく黙々と演奏を続ける。トリオのソロパートになった時に、弾く手を休めているベルリンフィルの姿が映ったが、なんとも楽しそうなのだ。クラッシックというと多人数で一つの曲を弾くためか、全体で見てしまっていて演奏家一人一人に目がいかない。いわば演奏のための歯車のように見てしまっていた私にとって、とても楽しそうにマーカス・ロバーツの演奏を見守る演奏家たちの姿は目から鱗であった。この人たちは音楽が好きだからこそ、演奏家という道を選んだんだという当たり前のことに気づかされた。
 盲目のピアニストであるマーカス・ロバーツは表情一つ変えずに演奏を続ける。背後ではドラムスのジェイソン・マルサリスが楽しそうに、どの部分でどう叩いて入ってやろうという顔をしてマーカス・ロバーツの独奏を見守っている。マーカス・ロバーツの真横では小澤征爾が嬉しそうに指揮を入れるタイミングを見計らっている。
 なんと素晴らしく、楽しいコンサートなんだ!
 二時間、深夜にもかかわらず私たちはTVに釘付けとなった。演奏が終わった後、父に「このCDかビデオを探してくれ」と頼まれ、すぐさま探した。同時にマーカス・ロバーツ・トリオのCDも探した。
 それから紆余曲折あってふた月ほどが経過し、amazonに「どないなっとんじゃ」というメールを送ってようやく、DVDが手元に届いた。これであの夜すでに寝てしまっていた母にもあのコンサートを見せることができる。
 喜びながら、原稿を書きつつDVDをかける。案の定、コンサートに釘付けになって原稿は進まなかった(笑)