過去日記ログ
注:古い日記ですので、情報の誤りや、今とは違う価値観で書いているものがあります。
閲覧に当たっては、充分にそれを念頭に置いて下さい。



08/02/04
月曜日
晴れ
SOUND BOOK

なし


なし


更新箇所
先月の日記をログ置き場に追加

 ずっと見てみたかった「∀ガンダム」をようやく全話見ることができました。
 1999年、つまり私が17歳になったばかりの頃に放送された作品なんですが、発表当時はあまりにも「ガンダム」という通念からかけ離れた奇抜なデザインに驚き、さらには平成に入ってからのガンダムのTVシリーズが好きではなかったのでまったく見る気がなかったのです。
 しかしながら、五年経った今でも根強いファンがおり、しかも昔からのガンダムファンがこぞって名作と言っている事に、最近になって興味を持ち、本当にようやく全話見れました。
 見終わった感じでは、少なくとも子供向けではないアニメだなと思います。当時17歳の私がまったく興味を示さなかったように、商業的には大失敗した作品でしたが、五年後である今の私が見たら、初代ガンダムの監督が自ら監督を務め、奇抜なメカデザインを「スタートレック」や「ブレードランナー」のシド・ミードに依頼したという理由、意図が何とはなしに解る気がします。
 「∀(ターンエー)は全てを肯定するという意味だ」ってな事を聞いたことがありますが、17歳の私は「あの冗談みたいな平成ガンダムも肯定するつもりなのか?」と拒否反応を示したと記憶しています。典型的なオタク的反応です。
 けれども見てみると、不思議なことに大嫌いだった「ガンダムSEED
(去年放送され、10月から続編が始まる。商業的には大成功したが、古参のファンからは凄まじく嫌われた)」が許せるようになってました。五年前の「∀」ではこの「種」に関係などないのに、「種」の事を「たぶん中学生時代に見ていたら凄くハマったんだろう。今の自分たちは、この監督が想定しているターゲットではないから、色々な事を知ったせいで嫌な面が見えてしまうからこそ、嫌いなんだ」と、今まで嫌悪していたのがあっさりと氷塊していたのです。

 世の中には「アニメ」、「ガンダム」というだけで拒否反応を示す人は沢山います。
 しかし、この作品は勿論「ガンダム」としてもおもしろいんですが、一つのSF、一つのファンタジー、一つのエンターテインメント、物語として、大変おもしろい。メカやヒーローではなく、人間とその意識がメインになっているからこそ、多分子供に受けずに商業的に失敗したんでしょう。

 産業革命前後といった文化レベルの地球が舞台なんですが、過去ではなく、未来の話。それも近未来ではなく、遠すぎる未来。
 西暦が終わり、初代ガンダムの舞台である「宇宙世紀」も終わり、それらの言葉すら忘れられ、かつての文明など全て消え去った「正暦」の地球。飛行船や複葉機、車が最新鋭だという時代。そこに突如、伝承に残る「月の民」が地球へと帰還すると言って侵攻してくる。地球の人々は、月の民を「地球が死にそうな時に月へ逃げていった裏切り者」と罵り、月の人々は文明レベルが遙かに下の地球人を「野蛮人」と蔑む。お互いが相手を侮蔑しており、またどちらの民も身分差が存在するため、同民族内での差別もある。(これは暗に、どれだけ文明が進化しても人間の醜い部分は変わらないと言っているようにも思える)
 主人公は、侵攻が始まる前からひっそりと行われていた「地球降下作戦」により先行して地球に降り、地球人にとけ込んで生活をしていた少年、ロラン・セアック。月と地球、その両方の人を知り、両方を好く少年が、必死に争いを食い止めようとするというのが、メインのストーリー。
 とにかくキャラクターが良くできており、主役級でも脇役でも、見事にキャラが立っている。主人公にここまで好感が持てる作品も珍しい。
 「ガンダム」というものを偶像崇拝させたくないという監督の意図が見え隠れどころか丸見えな作品だけども、それさえも嫌に感じない。
 おそらくは、今までこの監督がガンダムという作品で描きたいと思い続け、それでも描ききれなかった主人公の完成形なんじゃないだろうか。
 ロランは悩み、理想を持ち続けながらも、人のためには我を曲げる。しかし折れない一本を心に持ち、何があろうともそこだけは守る。だけども人は傷つけない。強さと優しさと言うよりも、優しい強さを持っている。
 一番描きにくいものを表現しているんだなと、今なら思う。
 本当の「人間」は一言で「こんな人間です」「こんな性格です」「こんな考えを持ってます」とは説明できず、多面性やジレンマを数多く抱えている。だからこそ、物語の中でそれを表現するのは難しく、今までこの監督も描ききれなかったんだろうと思う。私が感じたのは、それをようやく描けたんじゃないかなって事でした。
 ガンダムを知らずとも楽しめ、ガンダムを知りガンダム以外のものも知っていると、より楽しめる作品。
 映像も音楽もシナリオもキャラクターも、どれもが私のツボを見事に押さえていた。TVアニメのラストで涙ぐんだのは初めてだった。


08/03/04
火曜日
曇ったり雨降ったり
SOUND BOOK

なし


なし


更新箇所
ALIVE特設

 昨日の日記を書いて数時間後に思い出した事。
 ラストで涙ぐんだのは記憶する限り初めてだったけど、TVアニメでラスト以外の場所で涙ぐんだ事は以前にもあったな、と。
 「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」の第22話「BARRAGE(硝煙弾雨)」。死を知ろうとし、並列化を繰り返しながら個性を得ていく思考戦車、その攻殻SAC最後の登場シーンとなる箇所で、思わず目が潤んだ記憶があります。あれはいい話だった。
 映画で泣いたのは「ブレイブ・ハート」、「月とキャベツ」などそこそこあるし、ゲームでは「クロノ・クロス」や「MOON」がグッと来た。私は感情移入してるようで、冷めた目で見るというのが常だと思っているのだが、いざ作品にはまりきった時には結構涙もろいのかもしれない。

 さて、何げにあと二日でサイト開設四周年です。
 ずっと迷いながらも、特に何もなしで行こうかと考えてましたが、ここに来て方針変更。
 一本、小説を掲載します。
 以前、挑戦的に賞に応募するもあえなく落選したという作品。メインコンテンツでもあるTheAraniaStoryと同じ世界観を使用した短編ファンタジー「流れよ我が涙と、死体は言った」。現在のアラニアコーナーで右列二段目に名前と自己評価だけが書いてあるアレです。専門時代、プロットの段階で講師殿から「ゾンビ文学を書いてみろ」と言われ、必死こいて書いた作品です。おそらく専門時代に書いた作品の中では一番クオリティが高いかと。
 まだ賞に出すことを諦めたわけではなく、作品をさらに高める意味での公開とするつもりです。
 現在、学友諸兄や講師殿改め庚子殿(文字が変わっただけで読みは同じ?)に原稿を送りつけて、忙しい中にも関わらず「読めたら読んで意見を聞かせて」と迷惑をかけている最中なんですけど、その意見に加えてここで公開し、読んでくれた方からの感想や意見を取り入れて、さらにクオリティを高められたらなと考えています。
 賞に出す限りは未発表が原則なんですが、学友に相談したところ、ネットはセーフだろうということで、決断したわけです(実際、電撃はネットでの発表は未発表扱いにするというアナウンスを出しているしね)。
 ということで、一度公開しますが、公開してからもクオリティが上がるようならどんどん加筆修正していくつもりです。


08/05/04
木曜日
台風来すぎ
SOUND BOOK

なし


なし


更新箇所
TheAraniaStory:開設4周年記念として、「流れよ我が涙、と死体は言った」を特別公開。

 一太郎の設定に手間取ってしまい、アップが遅くなりました。申し訳ない。

 さて、ついに当サイトも4周年を迎え、5年目に突入しました。カウンターがいつの間にか62000を越えてるのを見て、長いなぁと実感しております。
 本来なら、メインコンテンツであるアラニアの本編を発表するのが筋だとは思うんですが、まだ準備が出来てないと言いますか、別の賞に送る小説を書かないとだめなので、まだ始動できる状態にないというのが本当のところです。
 なので、その代わりといってはなんですが、短編作品「流れよ我が涙、と死体は言った」を公開します。
 4周年記念特別公開とは銘打っていますが、特に公開期間を定めているわけではありません。かといって、じゃあずっと公開しているのかいうと、そういうわけでもありません。この作品は、隙あらば賞を狙おうとしている私の懐刀的小説なのです。
 先日の日記にも書きましたが、一昨日まで公開するつもりはなかったんですが、やはり多くの人に読んでもらい、「面白い」「面白くない」という意見が聞けるだけでも公開しないよりかは良いだろうと考えまして、急遽編集作業に入りました。
 元々が「文章品質★★★★★」と、私にしてはかなり珍しい自己評価をしているので、誤字脱字の類は9割9分ないと思っています(無論、誤字脱字などだけで文章品質を評価している訳じゃありませんが)。専門時代のチェックの他にも、たびたびチェックはしておりまして、今回も自分で印刷しての添削の他、第三者の意見が聞きたかったため姉にも読んでもらいました。
 この姉というのが読書に関しちゃ大した姉でして、「この繰り返しはどうか」「ここは何行後に、コレがあるから、変えた方が良いんじゃないか」「この部分は不要じゃないか」と、あんたはプチ講師かみたいな感じでチェックをしてくれました(笑)
 おかげで、今まで私が見落としていた自分の文章の癖を修正できました。多謝。
 というか、姉にこの作品を見せたのは二度目で、一度目は専門時代に書き上がった際に読んで貰ったんですよね。その時の感想が「この程度がアンタの全力か? ハッ、まだまだやな」と格闘漫画のセリフかというようなものでして、今までに見せた六人の中でもっとも厳しい評価でした。今回はそれから殆ど手を入れてないバージョン(自分で添削したのを反映させる前のもの)だったんですが、案外普通な評価をいただきまして……なぜだろう?
 とりあえず、今回の公開は、より多くの人の意見が聞きたいがための公開でもあります。いろんな人の意見を聞いて、作品を高めていきたいと思っていますので、「ここが面白かった」「ここが嫌だった」というのを始め、ただ読んだという報告でも良いので、よろしくお願いします。

 ちなみに、PDF版のみしか用意していませんが、メールをいただければ一太郎版ならお送りできます。ワード版は、禁則処理等でこちらの意図通りのレイアウトにならないので、申し訳ありませんが封印しております。

08/07/04
土曜日
晴れ
SOUND BOOK

なし


なし


更新箇所
「流れよ我が涙、と死体は言った」を、アドバイスを受けて微修正。

 ここ二日、扱いに困るメールが来てたんですが、解決したんで日記でネタにしませう。
 結論から言うとスパムだったんですが、なかなか巧妙で面白かったです。
 まず最初に「件名も本文も書いていないメールが来たんですけど?」という内容のメールが届きました。
 さて、つい先日私は学友に添付ファイルを送ったんですが、その際に「ホットメールが未知のウイスルを検出した」とやらで自動削除されたんですわ。んで、全ファイル検索しても何も見つからなかった。そんな昨日の今日で「件名も本文も書いてないメールが」などと見知らぬアドレスの人から言われたら「まさか!?」と思ってしまいます。
 現在流行ってるウイルスの一つに「WORM_NETSKY.D」というものがあり、例えばそれにA氏が感染した場合、彼のアドレス帳からB氏とC氏のメアドを抽出してB氏のメアドを詐称してC氏にウイルスメールが届くという感じになるそうな。つまり、C氏はB氏からウイルスメールが届いたと思うわけだけど、B氏はウイルスに無関係。
 だからこのメールもそのウイルスにかかった人のアドレス帳に、私のメアドとメールの主のメアドが載ってたのかなという可能性を考えまして、返信したわけです(ここひと月私の元に来るウイルスメールの大半がコレだし)。内容としては、ウイルスである可能性と、ウイルスの種類&フリーでウイルス探知できる場所、そしてメールには名字と性別が女性であることが書いてあったために、ネットじゃそういうのを名乗らない方がいいという一文を添えたというもの。(一部の人は「またか」と思うかも知れませんが、実際私は本メアドでメールを送ってきて下さった方や、名前や性別が解るようなメールに返信する際は、そういう注意を添えて返信してます。仮にも当サイトは初心者歓迎をうたってますしね)
 この時点でのスパムの疑い50%、ウイルスメール関係の疑い50%といった感じ。怪しいなとは思いながらも、老婆心が無視することを許さなかったので返信。
 二通目が来る。内容は、「じゃあ誰がおくったんだろう?」というものと、何ともわざとらしい「メールの相手が男だったと知ってオロオロしてる(周囲に女ばかりで慣れてない)」というもの。見た瞬間スパム95%、友達いない子5%に数値変更(笑)
 スルーして翌日。朝にメールチェックをすると、昨夜に三通目が届いていた様子。こっちから返信してないのに送ってくるとはなぁと思いながら、まあスパムだろうと思ってメールを開く。
 内容は、「普段メールが来ることが少ない。パソ開いてメール届いてるのが嬉しい。突然ですけど、人はどうして親をえらべないんでしょう
 
重っ
 なんやいきなりこの重いネタ振りは!
 この時点でスパム60%、友達いなくてイタイ子39%、ほっといたら死ぬ?1%に変動。
 いや、ホンマにおるんですよ、こういう突拍子もない展開を真面目に繰り広げる子。だから変にリアリティ出ちゃってて、スパムか否かの判断が鈍っちゃいました。ちなみにこのメールで感心したポイント。
>パソコン開いて、メールが届いているのって本当にうれしいですね。
 この「パソコン開いて」ってのが、リアリティ出すのに一役買ってるな、と。これはスパムか否かってのを別にして「は〜、なるほどノーパソから送ってるって表現にいいなぁ」と感心してました(笑)
 私はノーパソを小説専用、デスクトップをネットその他に使い分けてたので、ノーパソからメール送る感覚って無かったんですわ。
 とりあえず、スパムだろうとは思いながらも、ホンマやったらかわいそうやなぁと、スルー(ぉ
 そして先ほどメールチェックすると……また届いてるよオイ……。
 真剣にスパムかイタイ子なのかが解らんくなって来たんですけど、一応メアドとかをGoogleで検索しても何も出なかったんで、どうするかなぁと困ってました。
 さてその四通目ですが、横浜に住んでるだのと勝手に自己紹介を始めるわけです。年齢や名前なども書いてるし、しかも聞いてもないのに勝手に外見を言ってくる。ああ、確実にスパムだなと思いながら、メールの文面やらもって行き方が巧妙なので、別の意味で興味を持ちました(笑) これ、かかる人はかかるぞ、ってなもんですよ。所々にこちらの返事を誘発させるようなポイントや、返信内容を限定させるようなポイントを含めてるんですわ。今回だと、聞いてないのに勝手に言ってきた外見説明。
>あとこの間、中島美嘉に似てるって言われたんですけど
 ここで「友達に言われた」と書いたら、前の「どうして親を〜」の部分を「まず友達に相談しろや」と言われる可能性があるんですよねw
 そして、下心満点で頭悪い人だと、中島美嘉似というのに食いつくだろうし、私みたいに「ホンマやったらかわいそうやなぁ」とか考えてる奴だと、中島美嘉似というのが、「それ、暗いってのを好意的に世辞言っただけじゃ?」と思う可能性がある(というか思った)。
 こんな余りにもな内容のメールを受け取った私がどうしたか、返信しときました。
 スパムならスパムで、この先どう展開するのかめっちゃ気になったし(こうしてネタにもなるし)、ホンマもんならイタイけど、知らん奴やし会う事もないから話くらい聞いたってもエエかってなもんです。返信内容は、ウイルス関係のフォローと、聞くだけやったら話聞くでってな程度。凄まじく当たり障りがない感じで(笑)
 んで、送信してからふと、新しい情報があったなぁと思い立ったんですよね。それは、四通目にかかれていた名前。今までは名字とメアドしか書いてなかったんですが、今回ので「渡辺春香」とフルに書いてたんですわ。春香って漢字は珍しいから、スパムならこれで検索かけりゃ一発だろう、そう考えて検索。
 見事にヒット(笑)
 Googleで58件しかヒットしないということは、かなり新しいスパムなんでしょうね。どうも七月末から発生し始めた様子。なんか最新型スパムってちょっと嬉しいかも。
 とりあえず、メール全文はこのサイトにありました。どうも私が受け取った四通目はパターンがあるのか、このサイトでの五通目でした。一・二・三・五の順番で届いて来たわけですが、四番目のが順番通りに来てたらあっさりスパムと解って切り捨てれたのになぁと、ちょっぴり悔しかったり。心配して損したわ(苦笑)
 以前にも手を差し伸べて痛い目見たのに、まだ懲りない私でありました。なんかなぁ手があると掴んでまうのよ。自分が見捨てた場合に、他に掴む人はおるんかいって考えちゃうとねぇ。
 まあそうそう引っかかる人はいないとは思いますが、一応周囲の人に注意を呼びかけといてください。送ってくるメアドは様々みたいですが、大体がharuという名を含んだヤフーアカウントのメールのようです。


08/14/04
土曜日
晴れ
SOUND BOOK

なし


なし


更新箇所
なし

 一週間のご無沙汰でした。ども、粟無損です。うそ、栗無損です(微妙)
 たまにプチメゾンとも言われます(半端)
 この一週間、例のスパムと楽しくおしゃべり――なんてことはなく、お盆参りやら何やらで更新時間が取れなかっただけです。
 本来なら、今頃PS2の3D格ゲー、KOFマキシマムインパクト(以下MI)をプレイしながら「うわ、微妙〜やけど俺は好き」とか言いつつ友達から「確かに微妙や」と言われてるはずだったんですが、予想を遥かに裏切って、なんとKOFMIが手に入らないという始末!
 なんでも、発売日二日前くらいからフラゲ組(発売前に手に入れる人。フライングゲット)の報告が相次ぎ、「悪くないよ?」ってな意見が殆どだったためか、一気に売れに売れ、私の住むあたりでは発売日には売り切れ。諸事情あって、姉貴にお使い頼んでたんですが、何でも初回予約分で完売、次回入荷未定だとか。もともとSNKプレイモアのゲームは質が低く(でも好きだ)、バグが多く移植も半端で(それでも好きだ)、そもそも元のバランス自体が悪すぎる(けどエエねん)という、まさしくファン以外は買わない、ファンでも買わないというものばかりで、店としても在庫が余りまくるので入荷量を控えるんですわ。
 そこに来たのが、この3Dで家庭専用KOF。SNKの3D格ゲーは、「侍魂」に始まり「侍魂アスラ斬魔伝」、「餓狼伝説ワイルドアンビション」をゲーセンでリリースしたことから始まりますが、このどれもが8割の人からはクソゲー扱い。でもなぜか私の周囲では声をそろえて(餓狼を除いて)高評価。現に私は「侍魂」が初めてハマったサムスピでしたし。まあとにかく、その三本があり、続いて「武力-BURIKI ONE-」という凄まじい作品がリリース。
 このブリキ、女性キャラ無し、飛び道具無し、ボタンで重心移動・レバーで攻撃という珍妙なゲーム。実在する格闘技ばかりを集め、妙にこってたんですが、華がない・動作が嘘くさい・もったりしてる・操作感覚が変などで、まったく受け入れられず、私の周囲でもプレイして「おもしれー」と言ってたのは私だけでした。私にしても、当時好きだったアメリカのレスラー、ビル・ゴールドバーグそっくりのキャラが居たからプレイしていただけでして……。面白かったんですけどねぇ。なんせ、技のコマンドを自分で見つけないとだめだし、技の派生も自分で探さなければいけない。レスラーだと、掴んだとしても、相手のスタミナに余裕があると耐えられて投げれない(だから掴んだらとりあえず数発殴って弱らせてから、投げる)。関節技決めても、相手のスタミナも減るけどこっちのスタミナも減るし、タイミング良く緩めないと相手が技を振りほどいてしまう。そのタイミングも自分で探さないといけない。…………なるほど、初心者が入りにくすぎるわけだ(笑)
 まあそんなこんなで失敗しまくり、家庭用に出した新3Dサムスピで完全に「SNKが作る3Dゲーはクソゲー」で確定しちゃったわけですよ。
 SNKでさえそうだったのに、SNKが潰れて、その知的財産を引き継いだプレイモアがSNKゲームを出すようになったものの、プレイモアはさらに上を行く調整の下手さ。しかもコピペしまくりで、技術力も信用も殆どなし。SNKプレイモアと名前を変えても効果はなく、最近ではネオジオ最後の作品である「サムライスピリッツ零SPECIAL」が面白かったものの、実は制作はSNKプレイモアではなく、森田将棋とかを作ってた悠紀エンタープライズ。しかもネオジオ最後の移植だというのに、初めて完全移植を行わずにファンと大激闘。
 それを踏まえての、KOFMI。
 クソゲーしか作れないと言われるSNKプレイモア、3Dで作ると絶対に外すというジンクス付きで、家庭用専用なので従来のKOFのようにゲーセンでのファンが買うというわけでもない。そりゃ店も入荷を控えるってもんです。
 が、
 フラゲからの声は「鉄拳とかバーチャ、ソウルキャリバーに比べてさえ全然だけど、思ったよりも3D絵は悪くない」、「家庭用だけで出すのはもったいない、普通に面白い」、「音楽が格好良い」、「ストーリーがクソ」などなど。ストーリーに関しては、正直、三年前の私でも上手く書けると断言できるほど、「幼稚な設定、稚拙な文章、キャラの性格掴めてない、そもそもキャラの設定さえ把握してない」という、凄まじい出来。ファンにしか解らんだろうけど、八神庵はベーシストなバンドマンという設定なのに、なぜか公式ストーリーではピンで舞台に出て神と崇められています。360度、いろんな角度からなんでやねんとツッコミたい。
 さておき、ゲーム性が意外にも面白いらしく、3D格ゲーというよりも2格ゲーの3D化というコンセプト(ようは、バーチャや鉄拳、キャリバーではなく、ジャスティス学園やストリートファイターEX系)を理解していれば、気になる点も許容できるとかなんとか。
 プロモ映像を見たんですが、3Dのくせに2DのKOFと同じくらいの速度だったし……(KOFのゲーム速度はかなり速い。好きな人にはそれが爽快と言われ、嫌いな人には深みがないと言われる)
 ま、結局私は買えなかったんですけどね(泣)

 しかたがないので、スパロボα外伝をプレイしてます(注:3年ぐらい前のゲーム)
 ∀が……∀が面白かったんだよぅ(泣)
 ∀ガンダムが唯一登場してるスパロボがα外伝だったのでぃすよ。というか、スパロボなんぞα外伝以降やってなかったのでめちゃくちゃ久々でぃすよ。……以外にハマる(笑)


08/16/04
月曜日
晴れ
SOUND BOOK

なし


なし


更新箇所
なし

 映画「キングアーサー」を見てきた。
 役者や衣装、セットなどはとても良く、ただ惜しむらくは脚本と「アーサー王」の名。
 これは、アーサー王伝説の名前だけ借りた、まったく別の話だと理解しなければならない。もしアーサー王伝説を期待してみると騙されたような気分になるし、アーサー王伝説を知らずに見ると「これがアーサー王伝説か」というあり得ない勘違いをしてしまう。正直言って、予告編や宣伝の謳い文句は嘘だと思った方が良いだろう。

 本元のアーサー王伝説は11世紀に書かれた「ブリテン烈王伝」から派生し、以後百年二百年にわたり数十数百という作品が様々な詩人や騎士達によって作られてきた架空の英雄である。アーサー王や彼に助言する魔術師マーリンは「ブリテン烈王伝」から登場しており、12世紀に書かれた作品から「王にしか抜けない石に刺さった魔剣エクスカリバー」が登場する。私が知るものでは、エクスカリバーと石の魔剣は別というものがあるが、これは後述。
 5世紀〜6世紀のブリテン
(現在のイングランドのあたり。余談だがイギリスの正式名称は「グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国」であり、イングランド・スコットランド・アイルランドの連合なので、イングランドをイギリスの意味で使うのは誤り)を舞台にした物語。
 誤解覚悟ではしょって書くと、ブリテン王ペンドラゴンの子アーサーが石に刺さった剣
(エクスカリバー。まったく別の剣でカリバーンという名で書かれる事もあるが、無名の剣だという説もある。私は後者の説を取るが)を抜いて王になる。紆余曲折あるのだが、そこもはしょって、ある日彼は泉のほとりで見知らぬ騎士と一騎打ちをする事になるが、その最中に剣を折ってしまう(石の魔剣がエクスカリバーだとしたら、この時に折れてしまう事になる)。魔術師マーリンにより命を救われた彼は、《湖の淑女》からひと振りの剣を授かる(石の魔剣はただの剣で、これこそがエクスカリバーだという説もある。ひょっとするとエクスカリバーはふた振りあったり、アーサーが持つととりあえずそう呼ばれるのかも知れない)。その後彼は円卓の騎士らに《聖杯の探索》を命じる。
 円卓の騎士ガウェインとトリスタンの決闘や、王妃グィネヴィアと円卓の騎士ランスロットの不倫。ランスロットの息子ガラハッドによる聖杯の発見と死。そして有名な《アーサー王の死》。この部分は詳しく書こう。

 ガウェインの弟アグラヴェインは、王妃がランスロットと不倫をしているのに咎めない王に不信を抱く。王は証拠がないのに罰することは出来ないという。では証拠を作ってやろうと、アグラヴェインはランスロットを罠にかけようとモルドレッドと共に隊を率いて攻撃を仕掛けたものの、返り討ちにあってしまう。アグラヴェインは命を落とし、モルドレッドは傷を負い、ランスロットは姿を消してしまった。
 ついにアーサー王も王妃の不倫を認めざるを得なくなり、王妃に死刑を宣告する。ガウェインに武装した上で王妃を刑場へ連れて行けと命ずるがガウェインは拒む。そこで王はガウェインの弟二人に同じ命令をするが、二人は武装はせずに連れて行くと言う。彼らは王妃を刑場へ連れて行く最中に、処刑を聞きつけたランスロットによって襲われ、殺されてしまう。ランスロットは王妃を連れて自らの砦へと去って行った。
 アーサー王は諸侯へ援軍を要請してランスロットに戦を挑むが、ランスロットは王への忠誠を忘れてはおらず、戦となっても王の軍勢への攻撃は抑え、王との一騎打ちでも自らは攻撃をしなかったという。ランスロットの部下が王を倒した時も命を取らず、忠誠を確かめた。この話は教皇の耳にも入り、キリスト教団の介入でアーサー王はグィネヴィア妃を取り戻し、ランスロットとの間に一年の休戦が結ばれる事となる。
 そして一年が経ち、再びアーサーがランスロット討伐の軍を率いて戦っている時、信じがたい報がもたらされる。
 アーサー王不在の間の統治を任せていた甥、モルドレッドが反乱を起こし、王妃グィネヴィアを自分の妻とすると宣言したのだ。
 アーサー王はすぐさま軍をつれて引き返し、モルドレッドとの合戦を行う。この戦いでガウェインが死を迎える。彼はランスロットとの一騎打ちで受けた傷が治っていなかったのだ。死の間際に彼はアーサー王にランスロットを許して呼び戻してやって欲しいと言い残す。悲しみ眠るアーサーは、夢かうつつか死んだガウェインと出会う。ガウェインはひと月待てばランスロットが軍を率いて助けに来ると予言をする。アーサーはその言葉を信じ、モルドレッドにひと月と一日の停戦を申し込む。それは「誰か一人が剣を抜いたら、停戦は破られたものとする」という内容だったが、運悪く一人の騎士が蛇に噛まれてしまい、蛇を殺そうと剣を抜いてしまったために停戦は破られてしまう。
 アーサー王とモルドレッドの軍は最後の決戦で共に壊滅し、アーサーに付き従う騎士は執事のルーカンとその弟ベディヴァーだけになっていた。王は戦死者の山の上にモルドレッドを見つけ、一対一の戦いを挑み、見事打ち負かす。だが、王も深手を負ってしまい、死はさけられなかった。
 王はベディヴァーにエクスカリバーを託し、湖に投げ込んできて欲しいと頼む。ベディヴァーはあまりにも見事な剣を捨てるのをもったいないと思い、木の根に隠して王のもとへ戻ると「捨てた」と嘘をついた。王が「何が見えた」と問うとベディヴァーは「何も」と答え、王は嘘を見抜く。再びベディヴァーはエクスカリバーを捨てに行くが、湖の前まで来てこの偉大な剣を捨てられずに王のもとへ戻る。王は問う、「何が見えた」。ベディヴァーが「深い水と波だけ」と答えると、王は嘘を嘆いた。命が残り少ないと、王はみたび彼に頼む。ベディヴァーは急いで泉へ行き、力の限りエクスカリバーを投げた。すると、湖から手が出て剣を受け取り、三度大きく振った。彼は王のもとへ戻って見たままの事を話す。王が湖へ連れて行って欲しいと頼むので連れて行くと、そこには先ほどまではなかった一艘の小舟があり、その上には何人もの貴婦人が乗っていた。その中の一人、アーサーの姉モルガン・ル・フェは、憎み愛した弟の死を嘆きながら、彼を霧の島アバロンへと連れて行ったのであった。


 さて、
 映画「キングアーサー」だが、ひとまずはネタバレなしで書こう。上記の情報を考慮して見比べて欲しい。

 舞台は3世紀〜4世紀初頭のブリテン。
 アーサー王伝説にはもとになった実在のアーサーがいるらしいから、その話をしよう
(注:マジでそんな導入です。いきなり「えっ!? 別のアーサーさん?」と思ったよ……)
 ローマ帝国の騎士アーサーは、5人の円卓の騎士ガウェイン、トリスタン、ガラハッド、ランスロット、ボースと共に長大な城壁を守る英雄である。円卓の騎士らは、ローマによって滅ぼされた国の優秀な騎馬民族の子孫であり、15年の兵役を命じられてローマの騎士となった。兵役最後の日、アーサーはキリスト教の司教から今までに無かった危険な任務を命じられる。
 ブリテンは魔術師マーリン率いる蛮族(ローマの支配を嫌うブリテン人)の攻撃と、遥か北からのサクソン人達による侵攻で窮地に立たされているが、防衛は難しい。サクソン人の軍も南下してきた。そこでローマはブリテンから撤退するという。蛮族を食い止めるための長大な城壁を守ってきたアーサー達だったが、城壁の向こうに取り残されている少年を助けてこいというのが最後の命令だった。少年は教皇自らが名を付けた、将来有望なキリスト教徒なのだった。
 アーサーを含む円卓の騎士たちは、一人としてキリスト教徒ではないのに、兵役最後の日にそのような危険な任務に出ることになる――

 ね?
 比較してみましょう。 
本家 映画
舞台 5〜6世紀のブリテン 3〜4世紀のブリテン
エクスカリバー 石に刺さった、王にしか抜けない剣
何人もの人が王を夢見て剣を抜こうとするが、
アーサーにしか抜けなかった。
もしくは、《湖の淑女》が貸し与えた魔剣
父の墓標がわりに刺していた、父の剣
蛮族に襲われた時、母を助けるための武器として抜く
あっさりと抜く。でも聖剣
アーサーの立場 ブリテン王 ローマの騎士(兵役中)
マーリンの立場 魔術師、アーサーの守護者、預言者 闇の魔術師、蛮族の長、予言者
信仰するもの キリスト教
聖杯の探索などをしていることからも解る
異端とされた師の教え
(人間はみな自由で平等ある)
円卓の騎士 数多く、世代にわたる 5人(アーサー入れて6人)
円卓の騎士の身分 地方の領主や貴族
(流れ者でも円卓の騎士になってからそうなる)
被征服民族、兵役によって故郷から離されている


 ちなみに、CMでは「伝説の救世主」、「世界を救う」という言葉がありますが、作中では一言も出てきません。せいぜい「選ばれた」程度で、救うのも世界じゃなくてブリテンです。アーサーがエクスカリバーを抜くシーンも1分足らずで、蛇足的なもの。

 では、さらに突っ込むために、以下はネタバレも含みます。


 蛮族の追撃から逃げ切り、アーサーは例の少年の親が支配している町へとたどり着く。少年の親は民を虐げ、異教徒に残虐な扱いをしていた。アーサーは異教徒の中からグウィネヴィアという名の蛮族の女を助け出す。サクソン人の軍が間近に迫って来る。アーサーは、目的の少年や命令に含まれない町の人々を連れて撤退する。〜中略〜。ローマ軍は街を放棄し去っていくが、アーサーは一人残ってサクソン軍と相対する。円卓の騎士達も戻って来て、最後の戦い。アーサー達5人(一人は既に死んでる)は、グウィネヴィア達蛮族の軍と共にサクソン軍を迎え撃ち、色々罠にかけて有利な展開に。戦いの中、サクソンの王と一対一で戦っていたトリスタンが戦死。サクソン王の子と戦っていたランスロットはよそ見をした隙に、王の子が拾ったボウガンに撃たれて戦死。他は生き残って、戦い終了。お葬式のシーンがあって、シーン切り替え。崖の上でアーサーとグウィネヴィアが結婚をし、周囲の人々が「キングアーサー!」と叫んで、円卓の騎士たちも便乗して叫んでおしまい。

 ……ぶっちゃけ、「どこにキングが?」と思ってたんですが、最後にとってつけて叫んだだけでした。
 ローマは去り、サクソンも滅び、ブリテンにはアーサーと蛮族(本来のブリテン人)だけしかいなくなったらしく、アーサーが初代ブリテン王として統治するという事だそうです。アホくさ。
 パンフにゃ「新解釈」とか書いてるんですが、解釈以前の問題でしょう。
 ネタバレ部分を含んだ比較表。
本家 映画
グィネヴィア
(グウィネヴィア)
アーサーの妻だがランスロットと不倫
アーサーの死後、尼僧になる
蛮族の娘
アーサーと恋に落ちて結婚
弓も剣も使えるので戦場に立つ
ランスロット 最高にして最強の騎士
結果的に裏切ってなおアーサー王に忠誠を誓う
アーサーの窮地に援軍に駆けつけるが間に合わず、アーサーが死んだことを知る。
紆余曲折を経て修道僧となっていたが、グィネヴィアの死を聞いてほどなく病死
最強の騎士
のはずが、サクソン王の子にとどめをさす前に別の所へ意識をやったため、ボウガン喰らって死亡。
兵役中
トリスタン とある国の王家の血筋、悲しみの子
《トリスタンとイゾルデ》の主人公
鷹匠で偵察が得意
兵役中
サクソンの王と一騎打ちで敗れて戦死
ガラハッド ランスロットの息子
どの円卓の騎士もなしえなかった《聖杯探求》を達成した騎士で、聖杯と共に天へ昇ってしまう
ランスロットの仲間
兵役中
影が薄い

 アーサー王伝説とは別の、実在したといわれる英雄アーサーを題材にした、そう言い訳しているわけだが、それならばなぜこれほどまでにアーサー王伝説の人物を登場させ、そして設定を無視しているのか疑問に思う。
 単なる騎士映画として見れば、ギリギリ面白い部類に入るのだが、アーサー王を名乗っていて、それを期待してみると、大きく裏切られる。
 実は元々、アーサー王伝説のファンが「こんなのアーサー王じゃない」と嘆いていたのは知ってたんだけれども、その耐性を遙かに上回るオリジナル設定に驚かされた。アーサー王の名を使わずに、一本の騎士映画として出してくれれば良かったのに……。


 ps.アーサー王伝説と、この一連の物語は13世紀に入り、トリスタン伝説をもとにした《トリスタンとイゾルデ》や《パルシファル》といった、現在でも親しまれる歌劇となる。映画では「キャメロット」とショーン・コネリーの「トゥルーナイト」が代表例。アバロン島とアーサー王は映画「ドラゴン・ハート」でもキーワードとして登場するので、好きな人は見て見るべし。確かドラゴンの声優もショーン・コネリーだったような……。


08/20/04
金曜日
晴れ
SOUND BOOK

なし


なし


更新箇所
前回の日記で間違ってた所を修正

 下手にスパロボα外伝(古い)を始めてしまったせいで、普段ならサイト更新に充てる時間をそっちに……いかんいかん。

 さて、皆さんは些細な習慣や、誰も気にしてないのにかたくなに守るこだわりってありますか? 私はあります。
 例えば金銭にまつわることが二つ。
 一つ目は、一円玉をついとっておいてしまうというもの。
 これは、小学校低学年の頃に一円玉を百枚以上貯め込んでまして、プラモ買うためにオカンに両替して貰ったんですが、それからも気づけば一円玉をストックしており、最後に数えたのが中学の終わり頃で二千枚〜三千枚くらいだったと記憶しています。今は果たしていくらになってるのかよくわかりません。確実に増えてはいるものの、最近の銀行は硬貨が一定枚数を超えると貯金する際に手数料をごっそり取られて、下手すりゃ六割以上が消えたりするそうなのです。また一定以上の硬貨をレジで支払いに使う場合、店側は拒否できるので、使うにも貯めるにも行き詰まったような状態。なので、ここ何年かはサイフの中に一円玉が来ても意図的に使うようにはしてるんですが……やっぱり貯まる。ホントに現在何枚貯まってるのか想像がつきません。三千枚程度で収まってるのか、それとも五六千円にでもなってるのか……。
 そして二つ目は、五円玉。また少額硬貨かというツッコミが入りそうですが、こちらも小学生時分からの習慣なのです。
 これは至って簡単なもので、五円玉が常にサイフに無いというもの。というのも、小学生の頃に銭形平次の投げ銭に憧れて五円玉を集めたものの、自販機でも使えずお店でも使いにくく、扱いに困り、しまいには五円玉が嫌いになったというのが理由。では、その嫌いな五円玉をどうしているかというと、全部募金してます。小学生高学年ぐらいから今現在まで、コンビニに行っては五円玉を募金し、高校入学手前くらいからは、五円玉が無くとも釣銭に五円玉が入るように支払い、その場で募金。一度の額こそ小さいものの、累計すれば一万には届いてるような……。も、もったいない?(ぉぃ
 他には挨拶などで二例。正確にはこだわりの種類として一つですが。
 家を出る際、誰もいなくとも「行ってきます」、帰れば「ただいま」は絶対に言い、飯を食う際、誰もいなくとも手を合わせて「いただきます」、終われば「ごちそうさま」を絶対に言うというもの。
 私としては、前者は家に対して言い、後者は食材となったものに対して言っています。無論、人がいる際は人と家、人と食材、その両方に対して言うわけですが。よく考えれば、前者は神道的な、後者は仏教的な考え方なのかな? 私自身は無宗教のはずなんですが(でも無神論者じゃありません)。
 例えば一人でメシを食う際に、大体本を片手にorテレビ見ながら食う事が多いんだけれども、そんな時はつい忘れてしまいそうになるんですよね。いきなり箸を付けたり、お座なりにいただきますと言ったり。でも、そうするとどうもモヤモヤする。んで、合掌して言い直す(苦笑) 友人といる時や飲み会とかで、そういう雰囲気じゃ無いときには、こっそり頭の中で頂きます、と。毎回必ず合掌するのかというと、時代劇で侍がやるような片手での合掌(合わせてないけど)でやる事も多々あり。でも本人は大まじめ。
 今回こんなの書いたのは、私自身は当たり前、普通と思って行っているものの、どうも周囲を見回すとそうでもないのかなと疑問に思ったから。
 どうでしょ? みんなやってるのかな? もしくは、他の人もこういう「ひょっとして自分だけ?」みたいなのってあるのかな? いや、あるに違いない! ノリのいい誰かがBBSにでもネタ書いてくれることを祈りつつ、今日はこのへんで。

ps.KOFマキシマムインパクトは無事入手。近いうちにレビューします。


08/25/04
水曜日
晴れ
SOUND BOOK

なし


なし


更新箇所
入り口のチェック欄、スレイプニルのチェックバージョン変更。ようはスレイプニルがバージョンアップしたよって事(ぉ

 部屋のテレビがシャープのAQUOSに化けました。
 MyTVとしては実に五代目。
 初代はゲームギアのTVユニット。小学校の6年か中学校の1年ぐらいかな? とにかく画面小さいわ映り悪いわで使い物にならなかった。
 二代目は、自宅の軒下で数年の間眠っていた14型テレビ。野ざらしだったのに、奇跡的にも電気系統が生きていたので、それと一緒に拾ったこれまた野ざらしのビデオデッキと組み合わせ、押し入れの中に仕込んだ記憶があります。そしてこっそりとFF7を(笑) まあ、押し入れの奥に入れた14型で、あのゲームをやってると、場所によっては主人公がどこにいるのか見えなかったので、近所に住む幼なじみの豪邸に押しかけて、30型近い大画面で遊ばせてもらいました(そういや、こいつの家ではネオジオCD持ち込んで、朝まで徹夜で格ゲー三昧をしたこともあったなぁ)。
 んで、三代目は二代目テレビの存在が親にバレ、こっぴどくしかられた後で、オヤジの友達が「うちの息子が一人暮らしを始めたから、置いていったテレビをあげよう」と、29型の大画面テレビをくれました。中学生には過ぎた大きさなんですが、流石10年前のテレビ、妙に豪華でRGB端子やらを搭載し、重量なんと50kgジャストという恐ろしさ。運ぶときはそのオヤジの友達が手伝ってくれたけれども、捨てるときが大変。
 当時中三だったんだけれども、部屋の大きさは四畳半+押し入れ一畳。しかし築70年ほどの家だったために、規格が今と違っており、四畳半が今のマンションで言う六畳以上の大きさ(マンションの一畳は壁の中のスペースも計算に入れるから、ホントに畳は敷けないし)。それでもやっぱり29型はデカイ。そりゃ50kgもあるってだけで大きさは想像して貰えるでしょう。案の定デカ過ぎる事にオヤジが物言い。受験も控えて、捨てる事に。
 高校入学してから四代目。前のを捨てる際の条件として半額出して貰い、4〜6万程で25型くらいのものを購入。しばらく買い換えないで良いようにと思って買ったものの、ホントに買い換えずにすすみ、今年で七年目。デカイ、重い、故障気味、これらの要素がそろっちゃ、かなり我慢の限界で……。映像もブレ気味だったし、接続端子もイカれてたしね。
 んで、随分と型落ちした20型くらいのAQUOSに乗り換えた、と。
 古いけれども、今まで使ってたのに比べりゃ全然使えるし、何より場所を取らないのがありがたい。これであと十年は戦える(さすがに無理)。

 そういや、こんなネタを。
 http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200408240012.html
 CNNのこぼれ話なんですが、スカイダイビングでパラシュートが開かなかった女性が電線に引っかかって助かったというもの。
 まあ、取り上げた理由は助かった人の名前なんですけどね。
 解る人は解り、解らない人は普通のニュース。ニヤリと出来たら、あなたはちょっとマニアかも?


08/31/04
火曜日
台風過ぎ去り…
SOUND BOOK

なし


なし


更新箇所
明日に持ち越し

 いや〜凄かったですね、台風516号の猛威。
 私の自室は一戸建ての三階にあるんですが、縦に長い構造でしかも大工の腕が腐ってたために、揺れる揺れる。てか、台風で部屋が揺れるのはおかしいだろうに。震度2〜3ぐらいの揺れはあったかと。
 というか、今日更新するネタはなんもないんですけどね。ただ、台風16号の猛威におびえながらも、台風516号さんオイシイなぁと思っただけで(ぉぃ
 ぼちぼち更新するつもりだったレビューは、今日更新しても明日にゃログ送りなので、明日以降に持ち越すことにします。
 ではでは。