過去日記ログ
注:古い日記ですので、情報の誤りや、今とは違う価値観で書いているものがあります。
閲覧に当たっては、充分にそれを念頭に置いて下さい。
02/04/04 水曜日 晴れ |
SOUND | BOOK |
ZABADAK [チグリスとユーフラテスの岸辺] | 三雲岳斗 [ランブルフィッシュ 6] 森岡浩之 [月と闇の戦記 3] ホルヘ・ルイス・ボルヘス [ボルヘス怪奇譚集] |
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更新箇所 ALIVE特設とか。 |
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アンケート作って見たなりよキテレツ(何) 実験実験。 どりゃー もうね、Araniaが進まないのも、サイト運営のモチベーションが下がってるからに違いないってこじつけてね、それを上昇させる(orとどめを刺す)ためにアンケート作ってみたのよ。というのは半分冗談で、いずれ小説とかにアンケートつけたら、見た人もリアクションくれるかなぁっていう涙なしには語れない淋しい願望への第一歩なのですよ(何) そうそう、風邪に鞭打って投稿用のプロット書こうとしたのよ。 ず〜っと眠らせていた、浪花男と東京少年が異世界へGOな話。アレだ「火の国の民(仮)」って奴だね。 それぞれの動機や心情などをもうちょっと掘り下げて、逆に周辺環境を簡単に(主人公の成長に影響を与えるであろう親兄弟の生い立ちまで設定してた)。んで、以前講師殿からOK貰いかけて没になった最大の理由「主人公がまったく活躍しない」を、どう変えていくか。夜寝る前にそんなこと考えながら布団に潜っていたわけですよ。 そんならね、寝れなくなっちゃってさ。「ようし、こうなったらプロット完成させてから寝よう!」とか思ってパソコン起動させやがんの、俺。 そっから書いては消し書いては消しした結果! 何故か「フェンドリック(仮)」のプロットができてました(ぉぃ 今まで書いたプロットの中で、初めて「このプロットはいいんじゃないか?」と思ったんですが、どう読んでも「好きな人は好きだけど、うけない話」なんだよなぁ。暗い・ややこしい・地味・ありきたりの四拍子がそろって絶望的だよ……。 う〜ん…………ま、とりあえずアラニア先に書こ(ぇ |
02/05/04 木曜日 霙 |
SOUND | BOOK |
なし | ホルヘ・ルイス・ボルヘス [ボルヘス怪奇譚集] |
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更新箇所 管理人のやる気 |
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まだまだ行きますアンケート。送ってくださいな。 三日くらいは待たないとリアクションないかなぁと思ってたんですが、既に数名の方からリアクション頂いています。ありがとうございます。 何となく解ってはいたけど、やっぱアラニアつらいなぁ。一番多い意見は設定や名前が覚えにくいという事。こりゃ危惧してただけに、まったくもって申し訳ない。 本来、もっとライトな読みきりや短編を読んでもらって世界観に慣れてもらってからじゃないと、いま連載しているアラニアはわかりにくいのは確実なんですわ。数ヶ月前の日記で「順番間違えたかなぁ」と書きましたが、やはり間違ってたようで……。 とりあえず、次の話で偽章が完結しますので、それ以降は数話、短編や読み切りを書こうかと思っています。その間に第一章のプロットを練るつもりなんですが、応募作品も書かなきゃダメなので、小説の更新頻度は確実に落ちると思います。その辺はご容赦を。 まだまだ募集していますので、どしどし答えてくだされ。 やっぱり生の意見を聞くのと聞かんのじゃまったく違うわ。 少しモチベーションも向上しました(笑) あ、そうだ、送ってくださった某氏の質問にお答えします。「はい、いました。見事に」 私信終了。 ふと気付けば、大阪府知事が決まってましたね。 投票率はなんと34%だったようで、爆笑もんの低さ。 ……すんません、一役買ってます。うちの一家全員行ってません。 行こうとは思ってたんですが、用事が長引いているうちに7時を越えてまして……。と、私はてっきり投票は7時までだと思ってたんですが、後日友人から「8時までやで?」と言われてビックリでした。 しっかし34%とは……。誰もが「今更この借金だらけの府政はどうにもならん」と思ってるんでしょうかね。私は元・阪神のオッチャンに入れようと思ってたんですが、その理由というのも「しがらみが無い人がやらんと、もうどうしようもないだろう」と思ったからなんです。それについてもやっぱり「どうせ太田が勝つんだろうしなぁ」という諦めがあったんですが……こんな奴が多いからオッチャン落ちて太田が当選したのかも知れませんな。 ああ、これで府政に文句言う資格失ったなぁ(コラ 最近の[BOOK]で出てきている「ボルヘス怪奇譚集」なんですが、結構面白いです。 幻獣辞典なるものを書いた100年ほど前の作家が集めた小話集なんですが、古今東西いろんな話が大量に入っています。 短いものは本当に短いのでテンポよく読み進められて、ちょっとした気分転換などにもエエ感じ。 「エッダ―古代北欧歌謡集」は未だに読み終わってませんが、こちらならすぐに読めそう。ま、エッダの方は殆ど資料みたいなもんだからなぁ……。 こんな事書いてると友人達から「その前に貸した本読めや」と怒られそうですな。 真剣に溜まって来ました。 叔母から借りているゲーテやらドストエフスキーやらは後回しにするとしても、まだ十冊以上。これに加えて買うだけ買って読んでいない物が十冊以上。ぬぅ……こりゃキツイなぁ……。 最近は本を読む時間というのが、殆ど寝る前か風呂か食事中だけなので、借り物の本を読むとなれば寝る前だけ。一体いつになれば消化できるやら……。友人諸兄、まだまだ借りると思いますが何とぞご容赦を。 |
02/06/04 金曜日 曇り |
SOUND | BOOK |
RAM [LIGHT MOTION] | ホルヘ・ルイス・ボルヘス [ボルヘス怪奇譚集] |
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更新箇所 管理人のサイト更新の勘 |
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今とても期待しているアニメがあります。 その名は「MONSTER」。 原作は、「YAWARA!」や「MASTERキートン」、「パイナップルARMY」などを描いて来た浦沢直樹の傑作ミステリ漫画です。 もう滅茶苦茶面白くて、昔から好きな漫画でした。今見ても、細かく効果的な伏線やストーリーに感嘆するばかり。話の内容だけではなく絵も、白黒の漫画のはずなのに、とても陰影(特に日の光)がよく解り、頭の中で自然とカラーの映像のような想像ができるという描写力。漫画を読んでいる筈なのに、その映像の美しさに感動した事さえあります。 それがアニメ化。とても嬉しいのですが、ただ気になるのは放送期間。あの浦沢直樹の構成力を持ってしても7年掛かった全18冊のミステリを、きちんと最初から最後まで作ってくれるのかという事です。 普通なら「クオリティはどないやねん」と心配するんですが、その辺は少し安心しております。制作は「メトロポリス」を手がけたマッドハウス。私はその辺の事をあまり知りませんが、メトロポリスは神無月ニトロ氏が絶賛していたので安心できるかと。製作スタッフも丸々「MASTERキートン」の方らしいので、浦沢作品には慣れていらっしゃるかと。 あらすじの紹介をしたい所なんですが、作品の性質上、全ての展開を伏せておいたほうが面白いんですよね。伏せたままいかに内容を伝えるか……そう悩んでいたところに、いい記事を発見しました。スポニチアネックスさんのMONSTER記事で上手い事書いてあるので引用します。 ----- 主人公は、ドイツ・アイスラー記念病院勤務の日本人医師、ドクター・テンマ(天馬賢三)。この天才外科医が病院幹部の意志に背き、ひん死の重傷を負った双子の少年ヨハンを救ったことから起こる連続殺人事件の謎を追い続ける。テンマと共にヨハンを追うニナ・フォルトナーやテンマ逮捕に執念を燃やすルンゲ警部らが登場する。 ----- ひたすら命の重さと、人間の心について考え続けるミステリ作品です。複雑なんですけど、原作どおりに行くなら間違いなく面白いので、是非見ていただきたく思います。ホンマに面白いねんって。 時間もネタも無いなりに日記書いてると、段々と感覚が戻ってきました。今まで不定期更新っぽかったからなぁ。三日連続なんぞ何ヶ月ぶりだ(ぉぃ さてさて、明日はひと月ふた月前から決まっていた予定が脆くも崩れ去ったので、友人でも呼んで届いたばかりのMAGIC:TheGathering[DARK STEEL]で遊ぶつもりです。 英語版だと定価の半額で仕入れられるので英語版で買っているんですが、しばらく買っていなかったせいで単純な英語を忘れててショック。一人で「As long asってどういう意味だっけ?」とか思い出しながら情けなさにガックリ。 「sacrifice(生贄)」とかは染み付いているので忘れようがないんですがね(ヤな習性)。 中学校の頃から英語苦手でも、不思議とMAGICやってるとそれで使う文だけは(これ重要)慣れるもんですわ。 例えば「Flip a coin.If you win the flip,destroy target artifact and untap Goblin Archaeologist.If you lose the flip,sacrifise Goblin Archaeologist.」だと「コインを投げる。もしあなたが勝ったら、対象のアーティファクトを破壊し、ゴブリンの考古学者をアンタップする。もしあなたが負けたら、ゴブリンの考古学者を生贄に捧げる」といった感じに瞬時に変換は出来るようになりました。これはかなり解りやすい例なので、瞬時に変換できるものの、やっぱり元が元ですので、ちょっと難しい言葉が出てきたら混乱してしまいます。むぅ……。 ちなみに、今回の[DARK STEEL]で一番理解に時間が掛かったのは「Equipped creature gets +2/+1 and has"T,Unattach Heartseeker: Destroy target creature."」というものでした。このカードの効果自体は事前に出回っている和訳リストで覚えているんですが、「Equipped」と「Unattach」という言葉を目にすることが少ないので、これと似たような文面のカードでは一瞬考えちゃうんですよね。前後の文面から効果を予想して理解するという、かなり間違った方法で納得してるんですけど(苦笑) このカード(心臓追いの短剣という名)の効果は「装備しているクリーチャーは+2/+1の修正を受けるとともに、“タップ、心臓追いの短剣を外す:対象のクリーチャーを破壊する”の能力を得る」というものです。さっきの二つの単語は「装備(Equip)している」と「外す」という事だったわけですな。そういや、ドラクエとかで装備したアイテムに「E」の時がついてたけどこの頭文字なわけね。 意外と慣れれば日英の言語を気にせずに遊べるので、中々面白いものです。 単純に遊ぶなら、ルール自体はそう難しいものではないです。深く遊ぼうとすればするほどルールが難解になるという妙なゲームですが、やればハマります。興味のある方は是非どうぞ。 |
02/08/04 日曜日 曇り |
SOUND | BOOK |
nothing | ホルヘ・ルイス・ボルヘス [ボルヘス怪奇譚集] 三雲岳斗 [ランブルフィッシュ 6] |
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更新箇所 なし |
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MAGIC:TheGathering[DARK STEEL]は注目していたカードが全く引き当てれずに、珍しくカード価値が購入金額を下回りそうです。いつもなら、欲しいカードが当たらずに、市場価格が高いカードだけ当たるという、他人から見れば羨ましく自分では悲しい結果になる事が多いんですが、今回ばかりは欲しいカードが当たらず価値も低いという最悪の結果になってしまいました。残念無念……。(編注:数ヶ月経過した状態で考えると、購入金額の元は取れる結果でした) さて、一太郎2004を購入しました。 アップグレード用パックの初回限定版でした。通常版とどう違うのかと思ったら、岩波の国語辞典がセットになっていました。ありがたい。 使いこなしているのかと言われると困るのですが、実は私けっこう小説を書く際に辞書や辞典は使うのです。 所持しているのは、反対語対照語辞典、同音同訓異字辞典、8ヵ国語ネーミング辞典、講談社カラー版日本語大辞典GJ、講談社類語大辞典、名前忘れたけどもう一個類語辞典、後は電子辞書の広辞苑五版と、パソコン用でマイクロソフトブックシェルフVer3、エンカルタ総合大百科2002と、かなりの量。漢字辞典や英和や和英辞書などのほか、幻獣辞典と西洋騎士道事典とか日常にまったく使えない物もあるにはありますが(苦笑) まあこの中で頻繁に使う辞典は限られてまして、一番使うのは講談社カラー版日本語大辞典GJ。元々家族用の物を引っ越し直後に置き場がなかった事から借りっぱなし(ぉぃ 2500ページを越える分厚いものですが、その分情報量が凄まじく、気になった言葉をすぐに探せるのがお気に入り。 その次に使うのが、同音同訓異字辞典。打って変わって600ページ程度の物なんですが、かなり便利。小説を書いていると、手を「あげる」、声を「あげる」、物を「あげる」など、どの漢字なのか判断に迷う事があります。こういう単純な例に限らずね。そんな時にはこれを引いて確かめるわけです。元々は友人でフリーライターの神無月ニトロ氏に薦められて購入したんですが、大正解でした。正確に表記すると柏書房の「活用自在 同音同訓異字辞典」阿久根末忠・著で本体価格2136円です。気になる方は是非に。 その次に使うのは講談社の類語大辞典。昨年の年度末あたりに発売された青い奴ですな。このひと月ほど前に類語辞典を購入したばかりだったんですが、こちらの方が圧倒的に使いやすく情報も多かったので、泣く泣く乗り換えました。その分使いやすくてお気に入りです。 んで、これと同率くらいで使うのが、電子辞書の広辞苑。 母が電子辞書を買い換えた際にお下がりで貰った物なんですが、検索感覚で手軽に引けるのは強みです。原稿用紙を使って書いていた時期は一番よく使ってたんですが、パソコンメインになってからはネット辞書検索したり、普通に辞書引いたりしていてあまり使ってないです。紙媒体の広辞苑と比較していないので広辞苑の特色なのかはわかりませんが、例文が少し物足りない感じがするのも以前に比べて頻繁に使わない理由の一つです。 そしてマイクロソフトのブックシェルフ。ワード付きのパソコンを買うと絶対ついている辞書ですな。 日本語よりも英語に強いんですが、ちょっとした疑問や確認程度に使います。パソコン搭載で動作が軽いので頻繁に使うという程度で、小説を書いている最中では物足りない辞書です。 最後はエンカルタ総合大百科2002。 マイクロソフト製のかなりお高いパソコン用百科辞典です。これについては二重の失敗をしました。 一つは、家族全員で使うために購入したはずが間違ってDVD版を買ってしまい、当時私のパソコンにしかインストールできなかった事(今では大丈夫)。 もう一つは、これを購入して物のひと月ふた月くらいで、2003が出てしまった事。おかげさまで2002は速攻で更新が終わってしまいました。ネットに繋げる事によって新しい項目が追加されるってのが強みだったのになぁ。ま、百科辞典なのでそうそう使わないんですが、あれば確実に便利なので重宝してます。メインで使うのが百科辞典その物じゃなくてとても精細な地球儀機能というのが宝の持ち腐れですが。 これ以外の辞典はほとんど使ってないですね。 まれに引くという程度で、一般家庭における広辞苑くらいの頻度でしょうかね(わかりにくい)。 あくまでもこの例は小説を書く際の例なので、サイト更新やら何やらの別件で物を書く時にはマイクロソフトのブックシェルフと、何よりも私が使っているタブブラウザSleipnirについているネット辞書検索機能を多用します。その辺を考えるとSleipnirを使う事によって作業速度がかなり短縮されてるなぁ。使い方を間違っている気もしますが(笑) んで、一太郎2004を導入した際についてきた岩波の辞書ですが、ここまで日記を書いてみた感じですと、かなり便利ですな。文字を入力して変換する際に候補を表示させると、その候補の文字を勝手に辞書引きしてくれるので、いちいち調べる手間が省けます。 一太郎自体はまだ使ってないんですけど、その前段階のATOK17の設定で四苦八苦してます(苦笑) 今まで変換ソフトはIMEだったからなぁ。小説を書くならまだしも、普段は文字を打つ際に、考えている事をそのままリアルタイムでタッチタイピングしているので、もう指の動きが完全にIMEに最適化して覚えちゃってるんですよね。ここで変換ソフトが変わると、無意識で行っていた作業が急にできなくなるわけで……。一応IME風の動作ができるように設定はしてあるんですが、完全に同じにはならないので、なれるまでに時間が掛かりそうです。 まあIMEに比べてATOKは日本語を打つようにできているので、変換やら記憶やらは抜群に使いやすいんですがね。 そういえば冒頭で一太郎2004のアップグレード用を買ったと書きましたが、なぜか一太郎はジャストシステムのユーザーIDを持っていると、前のソフトをインストールしていなくともアップグレードのパッケージ内容だけでフルインストールが可能です。良心的。 さて、引き続きATOKの設定でもしますかね。それではまた明日か明後日か明明後日。 |
02/12/04 木曜日 晴れ |
SOUND | BOOK |
沙羅さんに頂いたMD TranceMatchのMD |
ホルヘ・ルイス・ボルヘス [ボルヘス怪奇譚集] |
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更新箇所 アライブ特設 |
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ペーパードリップ式のインスタントコーヒーを入れていたら、ペーパーの底が深すぎて抽出したコーヒーにつかっちゃってました。これぞまさにペーパードップリ式(寒) ということで栗野郎です。ども。 アンケートで貰った意見にちょいとお答え。 アラニアの縦書き問題なんですが、ワードの縦書き書式を配布というのは最初私も考えはしたんですけど、仮にも物書き志望としましてはワードで配布というのは著作権もへったくれもないほどコピーしやすいので、(されるはずもないだろうけど)盗作などに注意するため、見送った次第です。 あと、更新して欲しいレビューでMIAを挙げる人が多かったのには驚きましたが、実のところ最近は買ってないので更新のしようが……(汗) MIAは今年度で終わりという噂がまことしやかに流れた時期があり、それを肯定するかのように新製品の発表がなかったので、購入を見合わせていたのです。 とりあえず、つい先日になってようやくシリーズの来年度製品が発表されたので一安心なのですが。 最近発売されたMIAの中でも、流石にエルメスの購入予定はありませんが、ドズル専用ザクとガルマ専用ザクはいずれ購入するかと。 発売予定ラインナップの中で、ガンダムW系は購入しないでしょうが、来年度に予定されている「エールストライクガンダム」と「アストレイ」は恐らく買うでしょう。というかアドヴァンスドMIAという高級モデルでガンダムSEEDは失敗したはずなんですけど、なんで今更通常MIAで作り直すんでしょうか。アニメの次回作がほぼ確定しているとはいえ、本当に今更な……。 あと、来年度発売で「ドム(2nd ver)」は確実に買います。ミデアをたたき落とす際の手首パーツが付属と来たら無意味に買ってしまうでしょう。 という事で、こうご期待。 あと、ギャラリーで絵を更新して欲しいという方もいました。マジすか? ほんとにあんなの見たいんですか? ( ̄□ ̄) そうか、笑いに餓えてるなっ!?(マテ 実を言うと、アライブ特設の方には何枚かあったりするんですよね。 ちょっと貼り付けてみませう。 ![]() 今のアラニアが終わったら、こいつ主人公で50枚完結の読み切りシリーズでも書こうかと画策してたり。 名前だけは今のアラニアでも出てきていますが(そしてそれが読みにくさに拍車をかけている) ![]() 今のアラニアでも色んなキャラを威圧しながら登場してますが、それの若い頃ですな。 アライブでボルの前に使っていたキャラだったり。 意外とこういうたぐいのゲームで使っていると、シチュエーションに合わせたロールプレイの必要があるのでキャラの構築に役立ちます。 あとは…… ![]() ……………………気にするな(ぉぃ ボルのジョーク版ですよ。 こんな絵ばっかり書いてますので、更新のしようが……。本当に見たいのかっ!? そんなこんなで、アンケートはまだまだ実施中です。諦めません(泣) ちなみに、アラニアは最難関だったクライマックスシーンが終了し、後は起承転結の結の結を書くだけとなりました。今回は50枚くらいで完成ッスね。 |
02/14/04 土曜日 雨 |
SOUND | BOOK | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
なし | なし |
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更新箇所 なし |
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さて、今日の日記は恐らく未だかつて無いくらい長くなります。というか日記じゃないです。昨日から二日かけて書いています。 取り扱うネタはMAGIC:TheGatheringのストーリーについて。ゲームを知らなくとも読めるように努力したいと思いますが、性質上どうしても長くなる事が予想されます。注意。 ストーリーの前に、MAGICがどういう物なのかという事から話していきたいと思います。 MAGICはアメリカの数学者リチャード・ガーフィールドによって作られた、世界最大にして元祖のトレーディング・カード・ゲーム(以下TCG)です。 赤、青、白、黒、緑の五色の勢力と、機械や道具などの色を持たない勢力があり、プレイヤーは魔術士となって各勢力の生き物(以下クリーチャー)を召還し、魔法を駆使して戦い合うというのが、元々のゲーム設定でした。 しかし、途中からこの設定は意味を失います。というのも、より大きな設定が作られたからでした。 MAGICは「基本セット」と呼ばれる本当に基本的なカードが入ったシリーズの他に、「拡張セット」と呼ばれる中級者や上級者に向けた特殊なシリーズが発売されています。最近ですと、基本→拡張→拡張→拡張→拡張→拡張→拡張→拡張→基本といった順番で3ヶ月置きに発売されています。 なぜ拡張の方が多く発売され、人気があるのかと言うと、基本セットには基本的なカードが入っていて、設定も先述の「プレイヤーが魔術士となって」というものなのに対して、拡張セットにはそのセット特有の特殊なルールや能力があり、さらにはストーリーが存在するからです。つまり、基本セットはカードも設定も何のおもしろみもないのに対して、拡張セットはカードもルールも設定も毎回作られるので発売が心待ちになるという事ですね。 今回私が書こうとしているのは、その拡張セットのストーリーについてです。 ストーリーについて語るとは言っても、設定も膨大だし、話自体も長い。英語圏では小説も発売されていますが、20冊以上は軽くあるでしょう。なので、私が今回取り上げるのは、一番私が思い入れを持っていて、今一番詳しく読みたいと思っているお話です。 と、その前にちょいと説明しないとダメな事がありますね。 先ほど、拡張セットがどうのと書きましたが、拡張セットは基本的に3セット=1ブロックという単位で扱われます。そして1ブロックで1つの長いお話になる事が多いのです。 例として発売された1996年10月以降に発売された拡張セットの順番で、ブロックを纏めてみます。
今回取り上げるのは、ちょいとスター・トレックに似たお話、ウェザーライト・サーガです。 では、世界観の辺りから入っていきましょう。 MAGICの世界はドミニアという多次元宇宙です。いくつもの別次元にそれぞれの世界が存在しているのです。一つ一つの世界は全て様相が違い、進化系も法則も全てが別のものです。強大な力を使ってポータルという次元の門を作る事によって、世界間を移動する事が可能です。 この世界観の移動なのですが、プレインズウォーカーと呼ばれる存在がいます。 プレインズウォーカーは強力すぎる力を持った神にも等しい存在です。 多次元を歩き渡る事ができ、自分自身の次元を創造する事さえ可能なのです。彼らは元は人間だったり、機械だったり、竜だったり、獣だったりと様々で、大きく物語に関わってきます。 MAGICの世界観には「色」が大きく関わってきます。 これはカードの色と対応しているのですが、赤・青・白・黒・緑の五色と色を持たない機械や道具などです。 赤の力(以下・マナ)は山に満ちています。 ゴブリンやミノタウロス、ドラゴン、敏捷で凶暴な獣や、人間の山賊などは赤に属しています。 色の特性は、苛烈で敏捷な、守りを捨てた一撃必殺。 青マナは島や海に満ちています。 魔法使いや一部の鳥、商人に海賊、マーフォークと呼ばれる魚人族や翼竜や魚介類は青に属しています。 色の特性は、狡猾で堅実に、相手の思惑を絡め取っての制御。 白マナは平地に満ちています。 ほとんどの人間、天使、獣、一部の鳥は白に属しています。一番文化的な色です。 色の特性は、人間と自由、癒しと守りで脆弱さを防ぐ確実さ。 黒マナは沼などに満ちています。 悪魔、幽霊、ゾンビなどの人外の魔物や盗賊、暗殺者、汚染された生物や堕落した者がこの色に属します。管理人が一番好きな色です(ぉぃ 色の特性は、肉斬骨断で捨て身ながら痛恨の一撃、病的な浸食と強奪。 緑マナは森に満ちています。 エルフや超大な生物、ドルイドや猫族、小動物などは緑に属しています。極端に小さく弱い生物と大きく強すぎる生物が共存しています。 色の特性は成長と弱肉強食、自然との調和。 そして色を持たない者。 機械や道具、秘宝などがこれに属します。これらはアーティファクトと呼ばれ、大抵は魔法の道具です。 特性は、何にも族さず、何にも背かず。ただ一部を除いて……。 (注:魔法や登場人物は、必ずどれかの色に属しますが、希に二つ以上の色に属する者もいます。それらは金色で表されます) さて、これでようやくストーリーに入って行けますね。 ウェザーライト・サーガの主な舞台はドミナリアという美しい世界です。 ウェザーライトとは、女艦長のシッセイが古代の“偉大なる遺産――レガシー”を集めるために操る、空を飛ぶ船の名前です。 飛翔艦ウェザーライト、彼女は生きた船で彼女自身もレガシーです。先述の色で分けるなら、色を持たない者――アーティファクトと呼ばれる魔法の力を持った機械の中でも特殊な物(者)です。 ウェザーライト・サーガはその直前のミラージュ・ヴィジョンズ・ウェザーライトの三部作の続きとして始まります。 その三部作の話は割愛しますが、邪悪な魔導師ケアヴェクの侵略に対抗する人々のお話ですね。その最後、ウェザーライトにて登場人物の一人シッセイ艦長がさらわれてしまいます。そこからがお話の始まり。では、始まりの少し前から話し始めましょう。 ドミナリアには危機が迫っていました。“荒廃の王ヨーグモス”が率いる機械の世界、ファイレクシアが侵攻してきたのです。 ヨーグモスはファイレクシアとはまた違う世界、ラースに前哨基地を設け、そこからドミナリアへと魔の手を伸ばします(つまり、3つの別次元、別世界を股にかけた侵略ですね)。ラースには顕現者と呼ばれるヨーグモスの副官がいます。 ウェザーライトのシッセイは乗組員達と共に、ファイレクシアの侵攻を止めるため、ラースの顕現者ヴォルラスを倒すために、偉大なる遺産――レガシーを集めていました。 そんな彼女の元に、ラースから単身脱出してきた男、スタークが現れます(別次元にどうやって脱出して来たのかは手元に資料が無いので不明。まあ侵攻軍に紛れてとか色々あるのでしょう)。シッセイは彼に接触を試みますが、スタークは娘タカラをヴォルラスに捕らわれてしまい、シッセイを裏切ってしまいました。そうしてシッセイは捕らえられ、残ったクルー達は、かつてウェザーライトに乗っていた男、運命から逃げた男ジェラードの力を借りようと彼を捜します。 こうして、とても長いウェザーライト・サーガは始まります。 主人公はジェラード・キャパシェン。 軍事大国ベナリアの中でも有数の武門キャパシェン一族の出だが、幼少時に一族はファイレクシアの抹殺者によって滅ぼされる。彼は一族を守護していた銀のゴーレム・カーンによって助けられ、他国の将軍職に就くシダー・コンドーの養子となりました。 ジェラードは義兄にヴュエルという人物がいましたが、彼が成人の儀式で窮地におちいった際、ジェラードは彼を助けてしまいます。それによりヴュエルは成人とは認められず、ジェラードを激しく憎む事になってしまいました。シダー・コンドーはそれを危うく思い、木人族マローの魔術師ムルタニにジェラードを預けます。しかしヴュエルの憎悪は激しく、レガシーのひとつを盗んでムルタニの元にまでその手を伸ばします。ムルタニは弟子達を逃がしますが、彼と銀のゴーレム・カーンは姿を消してしまいました(ヴュエルはこの後、父や一族を殺してしまう)。 ジェラードはムルタニの元で自分自身の運命について、ほんの少しだけ教えられます。出自を求めて旅をする中、シッセイと知り合った彼はウェザーライトの副長となり、美しい航行長ハナと恋仲になりました。しかし彼は“偉大なる遺産――レガシー”を継ぐ者という運命を知り、それを重荷に思いウェザーライトから降りてしまいました。 彼はベナリアに戻り、“武芸の達人”という偉大な称号を得る事になります。運命を捨て、自分の道を模索していた彼の前に、ウェザーライトの仲間が現れ、シッセイ艦長がさらわれた事を聞かされます。彼はシッセイを助けるため、艦長代理として再びウェザーライトに戻ります(ついでにこの時、倉庫で動かなくなったカーンを見つけ、再起動させます)。 さて、ここらで主要乗組員を書いておきましょう。 艦長シッセイと艦長代理のジェラードはここまでで述べた通りなので、他の方々を。 航行長のハナ。 彼女は美しい女性であり、ジェラードの恋人であり、レガシーを管理する学者的な人物でもあります。彼女の父は何百年も生きる魔術師バリン、母は魔法使いのアカデミーの事務局長を務めるレイン、二人の才人の間に産まれた彼女も、また才人なのでした。 船室係のスクイー。 ゴブリンの少年で、トラブルメーカー。憎めないけど生意気なチビゴブリンです。 一級船員のターンガース。 タールルームのミノタウロスの勇士。20前後と年若いが、ミノタウロスらしい価値観を持っており非常にケンカっ早い。ジェラードとたまに殴り合っている。 医療班のオアリム。 サマイトの癒し手である彼女は序盤はあまり目立ちませんが、中盤では主人公ばりの活躍を見せます。 カーン。 銀のゴーレムで、実は彼自身がレガシーの一つ。徹底した非暴力主義で、常に冷静・敬語・第三者。仲間がピンチでも(ぉぃ ストーリーに密接に関わってくるのはこの辺りの人々。では続けましょう。 一行は飛翔艦ウェザーライトを別次元ラースに移動させようと考えます。自身がレガシーであるウェザーライトにはその能力があるのですが、そのためには能力を発動させる事の出来る魔術師の協力と、行き先を知る者が必要でした。 以前ムルタニの元で魔術を習ったジェラードですが、彼では力不足。そこで彼は親友であり学友であった、猫族の女戦士ミリーとエルフのロフェロスを探します(猫族は猫人族と考えて下さい)。彼女達を仲間に加えるも、やはり力不足。最後の手段として、一行は魔術師の学園がある絶海の孤島トレイリアへと赴きます。トレイリアは周囲の空間に歪みがあり、普通に近づくのは困難(この理由は後に重要となる)。なんとか辿り着いた一行は、ハナの父である練達の魔術師バリンに協力を要請します。しかしバリンに断られ、仕方なくその弟子で旅について来てくれる者を探し、自惚れてはいるけれども熟達の魔術師、アーテイを仲間に加えます。 また、一行はシッセイ艦長がさらわれた際に残した手紙の印に見覚えがあったため、かつてウェザーライトに乗っていた貴族クロウヴァクスを訪ねます。そこで彼らはファイレクシアの生み出した怪物、モリンフェンとガロウブレイドに襲われているクロウヴァクスを見つけます。ウェザーライトの一行は彼を助けようと戦いますが、その最中にロフェロスが命を落としてしまいました(でもこの時点ではロフェロスって影薄いの。私はつい最近になって「え、お前この時点で出てたの?」と驚きました)。一行はさらに囚われの身となっていたスタークを救い出します(この時点ではまだ裏切りがばれてない?)。スタークはシッセイをさらったのはヴォルラスである事、自分の娘も捕らえられている事を話し、娘を助けてくれる事を条件にラースへと一行を導きます。 ラースに突入した一行を顕現者ヴォルラスの部下、司令官グレヴェン・イル・ヴェク(ヴェクは種族名。イルは種族から忌まれる意味だったと記憶。つまりヴェクを裏切ったグレヴェンという意味くらいに捉えるといいかも)が飛翔旗艦プレデターを繰り強襲して来ます。 混乱する一行の中で、クロウヴァクスは目を疑いました。クロウヴァクス家の守護天使セレニア――かつて彼が愛した女性が、旗艦プレデターの船首に立っていたからです。 そうこうするうちにプレデターはウェザーライトに横付けとなり、次々とゴブリンどもが進入してきます。武人でもあるグレヴェンはウェザーライトに乗り込み、ジェラードと一騎打ちを始めます。 二人が戦っている間にもゴブリン達はウェザーライトに積まれた様々なレガシーを奪い取って行きます。非暴力主義を貫いたカーンもまた例外ではなく、彼は無抵抗のままプレデターへと連れて行かれてしまいました。さらに、ウェザーライトの次元移動装置(これまたレガシー)も砕かれ、絶体絶命となります。ここで奇妙な事態が起きました。司令官はウェザーライトに居るのにプレデターが砲撃してきたのです。グレヴェンの副官ヴァティ・イル・ダル(ダルも種族名。ようはグレヴェンと同じく、堕落――暗黒に落ちた人間と言う事)が司令官の座を狙い、グレヴェンを裏切ったのです。ウェザーライトは激しく傾き、なんとジェラードが飛翔艦から落ちてしまいました。裏切りに気づいたグレヴェンはすぐさま旗艦に戻ろうとしますが、タールルームの勇士ターンガースは彼の後を追ってプレデターに乗り込んでしまいました。この後、ヴァティは粛正され、ターンガースは捕らえられ、そしてウェザーライトはスカイシュラウドの森へと落ちて行ったのです。 スカイシュラウドの森に不時着したウェザーライトのクルー、航行長ハナと猫族の戦士ミリーは同じ森に落ちたであろうジェラードを探す途中、スカイシュラウドのエルフ達に遭遇します。一方ジェラードは、木々に受け止められて一命を取り留めた後、ヴェク族の人々に伝説の英雄ではないかと言われ、エルフの英雄、葉の王エラダムリーに引き合わされます。そこで彼は、捕らえられていたミリーとハナを見つけ、事情を説明してエルフの協力を得ます。 でもウェザーライトはこれ以上次元移動ができません。襲撃の際に、次元移動のためのレガシーを破壊されてしまったからです。 さて、異世界ラースは顕現者ヴォルラスの要塞があるファイレクシアの前哨基地となっていますが、完全にファイレクシアに支配されているわけではありません。ヴェク族やダル族といった人間達やスカイシュラウドのエルフの他、コー、サルタリーといった不思議な種族達はファイレクシアに叛意を持っています。ジェラード達は彼らの協力を得て仲間達を助け出そうと考えます。助け出しても他次元への移動が出来ないのでは意味がありませんが、聞けばとある峡谷に他次元へ移動するための“ポータル”と呼ばれる門があるとの事。一行は魔術師アーテイに調査を任せ、ヴォルラスの要塞へ乗り込もうと決意します。アーテイはサルタリーの密使ライナに、彼女らの一族を助ける代わりに門の調査を手伝って貰う事にしました。 一方、ヴォルラスに監視されているとも知らずに要塞に進入した一行は、カーンとターンガースを救出します。しかしターンガースは(ミノタウロスの価値観で)美しかった姿をヴォルラスに改造され(ミノタウロスの価値観で)醜くなってしまったと心に深い傷を負います。 また、クロウヴァクスはかつての守護天使セレニアと対峙します。ヴォルラスの支配に逆らえないセレニアは自らの意思で一瞬だけ動きを止め、クロウヴァクスは覚悟を決めて彼女を斬りました。その身に呪いを受ける事と引き替えに……。 ヴォルラスの卑劣な罠を回避しながら要塞を進む中、ジェラードは信じがたい事実を突きつけられます。 彼はヴォルラスの声に聞き覚えがあったのです。それは、義兄ヴュエルのものでした。レガシーを盗み堕落した彼は、ファイレクシアの軍門に下り顕現者ヴォルラスとして生まれ変わったのでした。姿形を自由に変えられる、もはや人間とは呼べない義兄と対峙したジェラードは彼と戦い、遂に打ち勝ったと思ったのもつかの間、ヴォルラスの死体が崩れていきます。このヴォルラスは偽物だったのです。 ヴォルラスを探し出そうと躍起になるジェラードを止め、ターンガースはシッセイと、スタークの娘タカラを助け出してウェザーライトへと戻ります(そしてその途中でさらにターンガースは別行動を取ります)。ジェラード、スターク、ミリー、クロウヴァクスは要塞探索のために別行動を取る事となりました。 丁度その頃、ラースの住人達が奮起し、エラダムリー率いる連合軍とヴォルラス達ファイレクシア軍が激突しました。 ウェザーライトには、傷ついたミリーとクロウヴァクスをつれたターンガースが戻ってきました。彼はヴォルラスの庭園で落ち合おうと言い残し、再び要塞へ戻って行きました。カーンは脱出の途中で手に入れたレガシー、スカイシェイパーをウェザーライトに取り付けようとします。ウェザーライトはゆっくりと飛翔しますが、そこにグレヴェンと旗艦プレデターが現れます。航行長ハナはウェザーライトをプレデターにぶつけ、危機をのりきります。 一方、アーテイはサルタリーの密使ライナと取引をしました。アーテイが門を開ける時、ライナがそれを手助けする代わりに、ライナの一族達がこのラースから脱出するまでの間、この門を開けておくと。そうして次元の門・ポータルは開かれました。 ここでウェザーライトでは悲劇が起こります。 セレニアを斬った際に呪いを受けたクロウヴァクスが吸血鬼と化し、ウェザーライトを破壊しようとしたのです。ミリーはそれを止めようと彼に組み付き――二人は艦上からヴォルラスの庭園に落ちてしまったのです。そこに現れたのは脱出してきたジェラード。ターンガースは一足先に敵の飛行装置を奪ってウェザーライトに飛び乗っています。ジェラードはミリーを助けようとしますが、プレデターから降りたグレヴェンが彼に襲いかかって来ます。 実力の拮抗するグレヴェンを倒しながら親友ミリーを助けるなど不可能でした。ジェラードはなんとかグレヴェンから逃げ、選択を迫られます。自分について来てくれた親友ミリーを見捨てないと、クルー全員の命が危なくなってしまう。 悩むジェラードにまたもグレヴェンが迫ります。ジェラードは決意します。彼はグレヴェンを振り切りウェザーライトに乗り込みます。 ウェザーライトは空へと羽ばたき、次元の門――ポータルへと向かいます。 峡谷には見事ポータルが開いていました。サルタリーの一族やウェザーライトが門をくぐり、ラースから転移します。しかし旗艦プレデターがその後を追ってきました。アーテイがポータルを閉じようとする前に、急にポータルが閉じられてしまいます。ミリーとクロウヴァクス、そしてアーテイを置いて……。 ラースからウェザーライトが去った後には、悲劇の後だけが残りました。ミリーはクロウヴァクスの手に掛かり命を落とし、アーテイは虜囚となってしまいます。 誰もいなくなったポータルの脇に、二つの影がひっそりと立っていました。一つはライナ、もう一つの名はウルザ。はるか数千年の昔、弟ミシュラと兄弟戦争を起こし、ファイレクシアとも戦った、最強のプレインズウォーカー。そして彼は、過去現在未来に置いて多くの命、国、世界さえ滅ぼす原因となる狂気のプレインズウォーカーでもありました。 アーテイにとって悲劇だったのは、彼が開いていたと思っていたポータルは、実はウルザが開けていたという事実でした。しかし幸か不幸か、彼はそれを知りません。自分は仲間を逃がしきり、仲間は自分を助けに来てくれる。そう信じていたのです。 ちょっと休憩。 最初に出した表の中で、ウェザーライト・テンペスト・ストロングホールド・エクソダスのストーリーが上記です。 ここから、“兄弟戦争”後のウルザの行動、ジェラードの出自、レガシーの秘密などに迫る話が入ります。 流石に長いから削りまくりますが。一応書かないと話が分かりにくくなるので……。 まず、ウェザーライト・サーガの数千年前に兄のウルザと弟のミシュラという二人の天才がいました。二人は魔法の道具、アーティファクトを作る工匠みたいな人なんですが、ひょんな事から仲違いをしてしまいます。二人の対立は激しいものでしたが、不運だったのは二人ともが尋常ではない、希代の天才だという事と、それでもなおウルザの方が上だったという事です。自力では勝てないミシュラは、ファイレクシアの機械の力を借りてしまい、荒廃の王ヨーグモスに汚染されてしまいます。二人の戦いは国を巻き込む戦いへ発展し、しまいには世界を巻き込む兄弟戦争へと発展してしまいます。 ウルザは、とあるアーティファクトの力を解放し、その結果アルゴスという地が粉みじんとなり大陸は文字通り引き裂かれてしまいます。この際の爆発で、ウルザはプレインズウォーカーとして覚醒します。 人間ではない別の存在へ生まれ変わり、プレイズウォーカーとなったウルザは、弟ミシュラを堕落させたファイレクシアを、ヨーグモスを憎みました(彼の憎悪とファイレクシアへの執着は、この時点で狂気に蝕まれていると言ってもいいでしょう)。 ウルザは次元を渡り、ミシュラの仇を討つという名目でファイレクシアに乗り込みます。ですがファイレクシアの荒廃の王、ヨーグモスの力はウルザの予想を上回っていました。ウルザは命からがらファイレクシアから逃げ出します。 彼が逃げた先は、セラというプレインズウォーカーが作った人工の別次元でした。一切のけがれを許さないその世界で彼は傷を癒し、ヨーグモスがドミナリアを狙っている事を知ってセラの世界を辞します。彼が去った後、セラの世界はウルザを追ってきたファイレクシアの軍勢に汚染・蹂躙され、崩壊を始めます(とばっちり)。 ドミナリアに戻ったウルザは、かつてファイレクシアがスランという古代種族に戦いを挑み、なんと敗北していたいう事を知ります。スランの人々に会って、いかにしてファイレクシアの軍勢を退けたのかを聞きたいと思ったウルザは、時をさかのぼる方法を模索します。彼はそのために、トレイリアという離島に魔術師のアカデミーを作ります。トレイリアのアカデミーには魔術師バリンのような偉大な人物の他に、後にプレインズウォーカーとなる劣等生テフェリーなど、様々な人材が集まっていました。ウルザはそこでカーンという銀のゴーレムを作ります。彼はカーンの中に、かつて彼を助けてくれたファイレクシア人の人格を組み込み、カーンは成長するゴーレムとなりました。 さて、ウルザはここでミスをおかします。成功するとは思えない段階で彼は時間移動を強行し、失敗してしまったのです。この行動の結果、トレイリアのアカデミーに暮らしていた者の半数が死に、トレイリアの周囲の空間に歪みが生じます。 さらにここで休憩。 実はセラの所を辞してからトレイリアのアカデミーを作るまでにも数百年〜千年ほどの時間が経っています。プレインズウォーカーとなったウルザはもはや人間ではないので、寿命はありません。 あと、ウェザーライト・サーガで魔術師アーテイを仲間にする際、トレイリアに進入しにくいのは、実験失敗の影響がまだ残っていたためです。 ハナの父、魔術師バリンは約800歳。外見はまだ4、50代ですけどね。魔術師なので寿命をある程度コントロールできるうえ、空間の歪んだトレイリアにて時空を越える実験の副産物などに囲まれてるので、とても長生き程度に思っていて下さい。細かいツッコミはなしです。 さてさて、アルゴス、セラの聖域に続いてトレイリアまでめちゃくちゃにしたウルザさん。今度は高度な知能を持つ蜥蜴人やドラゴンが住むシヴ地方に赴き、蜥蜴人達の協力を得てスラン文明の遺物などを調べます。そしてウルザは、ファイレクシアに対抗するための手段に行き当たります。それは無機物であるアーティファクトに有機的な構造と魔法を組み合わせた物、「レガシー」。彼はレガシーを作る事を決意します。 ウルザはヤヴィマヤの森に赴き、木人族マローの魔術師ムルタニに協力を願い出ますが、断られてしまいます。ウルザが兄弟戦争にてアルゴスの森を破壊してしまった過去が問題になったのです。ムルタニは彼に森の苦しみを教えようと記憶の共有を行います。しかしそこでウルザの記憶も共有したためにひっ迫した事態を察します。ムルタニはウェザーシードという有機素材を与え、ウルザに協力する事となりました。 この頃には、トレイリアのアカデミーは再建され、ウルザはそこに戻ります。 レガシーの材料を手に入れた彼は、レガシーを扱うための存在も作ろうと考えます。簡単に言えばそれは、人間を血統から改造して代々強くしていくという計画――後に「ウルザの血統実験」と呼ばれるものでした。倫理上の問題から、バリンとその妻レインが反対し、ウルザとの仲に亀裂が入ってしまいます。ウルザはかまわずに実験を行い、強化された血統を作ります。強化された彼らはキャパシェンという姓を名乗ります。 ここでまた事態が動きます。ムルタニのいるヤヴィマヤの森に、遠くラノワールの森からロフェロスと言う名の使者がやってきます。ファイレクシアは「ウルザの血統実験」に気づいてしまい、抹殺者を送り込んだというのです。ムルタニは森を封鎖し、ウルザの元にはファイレクシアからの刺客が送り込まれます。 ウルザは血統実験を守るために、カーンにキャパシェン一族の守護者という任務を与えます。しかし時すでに遅く、キャパシェン一族はただ一人を除いて滅ぼされてしまいます。カーンは、残ったただ一人の人物、ジェラードという少年を連れて、ファイレクシアとの戦いに備えて潜伏します。 これが、ウェザーライト・サーガの間に挟まれた「ウルザズ・サーガ、レガシー、ディスティニー」のお話です。 ああ……やっぱり長くなっちゃった(泣) つまりウェザーライト・サーガの主人公ジェラードは、ウルザによって血統を弄られた一族の出身で、レガシーを扱ってファイレクシアと戦う事が産まれる前から決められていたわけですね。義兄ヴュエルから逃れてムルタニの元へ逃げた彼が、そこで自分の運命を少し教えられたのは、ムルタニはウルザを知っているからなんでしょう。また、ミリーと共に魔術を習ったロフェロスが使者として登場しています。ムルタニに心酔でもしたんでしょうか? 弟子入りして、後にミリーと共にジェラードの仲間となり、クロウヴァクスを助ける際に命を落としてしまいました。そのクロウヴァクスは呪いによって変貌し、ミリーを殺してしまうのだから、なんとも皮肉な話です。 カーンがジェラードを守る理由もこれで解りましたね。また、ウェザーライトはムルタニの与えたウェザーシードで作られています。ウェザーシードは有機素材(まあ生きてる素材と思ったらいいのかな)、だからウェザーライトも生きており、破損しても自己修復が可能なのですね。まあウェザーライトは自身もファイレクシアに対抗するためのレガシーとして作られた上、レガシーを保管する役目も持っているので、ウルザの移動要塞みたいな感じで作られたのかも知れませんね。 そしてこれから、ウェザーライト・サーガの第二幕が開かれます。 が、 どうしましょ? この時点ですでに原稿用紙30枚ですよ(汗) 実を言うと、この後メルカディアン・マスクス、ネメシス、プロフェシー、インヴェイジョン、プレーンシフト、アポカリプスと続くので、まだ半分くらいなんですよね。上手くはしょらないとまだ3分の1(ぉぃ 見たい? 聞きたい? 恐らくマジックをやった事のある人や、興味のある人には「そうだったなぁ」とか「なるほど」とか思ってもらえるとは思うんですけど、それ以外の人には…………(滝汗) マスクスでは別次元にて繰り広げられるラブストーリー+ある神話の真相などが語られ、ネメシスでは宿敵ヴォルラスとの対決。インヴェイジョンでは力あるドラゴン達の蜂起などが語られるはず。 ……長くなるだろうなあ。 ど、どうしましょ?(汗) 次の日記はいきなり世間話から始まって、何事もなかったように終わるかも知れません(コラ |
02/23/04 月曜日 晴れ |
SOUND | BOOK |
ZABADAKいろいろ | 成田良悟 [バッカーノ! 2001] |
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更新箇所 なし |
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ちょいとバタバタしてて更新が出来ませんでした。すんません。 マジック:ザ・ギャザリングのお話は……どうしましょ? 前回のは私自身の乏しい知識を、ネットに点在するストーリー説明サイトさんを数ヶ所見て補完しながら書いたのですが、次のお話であるメルカディアン・マスクスはとあるサイトさんが膨大な量の和訳をしてるので、私が書くよりそっちを見て貰った方が絶対面白いよなぁと思ってしりごんでます。実際、私はメルカディアン・マスクスの直前で一度マジックをやめているので、その周辺のストーリーは弱いですし。ちゅうことで、そこのマスクスのお話に直リンしてみたり(コラ その続きのネメシスも訳してはるんで、そちらもオススメです。てか、このサイトさんが恐らくマジック翻訳の最大手だと思います。いくつか探してはいるんですが、ここほど詳しくストーリーを訳しているサイトは知りません。教えてくれた友人に感謝。 ま、ここに載ってない話でも、続きが気になる方がいましたら気軽にお申し付けくだされ。私が乏しい知識をもとにネットの海を彷徨ってなんとか書きますんで。下手すりゃ自分で英語版を買って訳しますんで(ぉぃ んじゃ、日記。 高校時代の友人とふた月ぶりくらいに会う。 出来ればひと月に一回くらいは一緒に遊びたいんだけど、そうも行かないのが悲しいところ。 家が近けりゃなぁ。 私の友人連中はことごとく家の場所がバラバラなので、集まるという事になれば、どこに集まっても何人かは交通費に絶大な負担をかけてしまう。一番負担がかからないのが私の家なんだけども、それでもJACKは往復で優に千円以上交通費がかかるはず……。悪いなぁ。 てか、一番遠いはずのその友人が、自転車でうちまでやってくるのが驚異だったり。電車でも下手すりゃ一時間半〜二時間くらい掛かるのに、そいつは最速40分くらいで来るんですわ。どないな道使っとんねん(笑) お客さんを選ぶネタですけど、NEOGEOの終焉が遂に発表されました。 4月発売の「サムライスピリッツ零SPECIAL」でラスト。前に非公式で発言された「2004、2005はMVS(マルチビデオシステム。ようはネオジオの基盤)で」というのは覆されたようですな。 んで、続けざまに発表されたのがサミーの新型基盤であるアトミスウェイブ用ソフト、「KOF AW」、「KOF2004」、「サムライスピリッツAW」、「メタルスラッグ6」。全て仮称ですが。 アトミスウェイブという基盤はあまり2Dの描写に適している印象がないんですが、かといってSNKに3Dゲームを作らせると、凄まじく微妙なものしか作れないので困りもの。いや、私はその微妙なのをことごとくプレイして、しかもハマってたんで別に良いんですがね。ほら、また潰r(略) サムライスピリッツ零もKOF2003も、近年のSNKのレベルから考えると充分とは言えないものの満足が行く出来だったので、サム零の改良版であるサムスペ(略称)で終了というのはいいかも。 サムスペのロケテも地味に行ってきたんですけどね。羅将神ミヅキが普通にキャラ選択画面に表示されててビックリしました。てっきり隠しボスとかだと思ってたので。まあまだ使えませんでしたが。 |
02/27/04 金曜日 晴れ |
SOUND | BOOK |
fen氏の曲いろいろ | 乙一 [失はれる物語] |
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更新箇所 なし |
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今日は短めに。 新しい本棚を買ったので部屋の模様替えをしています。 んで、棚にファンタジーの列、SFの列って感じで並べてるんですが、フィリップ・K・ディックの本を二冊並べてたんですわ。「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」と、「流れよ我が涙、と警官は言った」を。 皆さんも背表紙とかが並んでた場合、一瞬視界に入った程度だと、部分部分を間違って繋げて読んじゃう事ありません? なっちゃんたんですよね。 モロにそうなっちゃった結果――「流れよ我が涙、と警官は言ったか?」 不覚にもツボに入ってしまいまして(笑) もうこれはSF好きな人の中でも、特に限定された人にしかおもしろさが解らんのでしょうが、すっげぇ読みたい(笑) ああ、そうそう、アラニアはもう9割6分できてます。 |
02/29/04 日曜日 天候知らず |
SOUND | BOOK |
TOMOKI HIRATA [I.C.B (Original Mix)] | なし。強いて言うなら自分の「アラニア」 |
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更新箇所 なんでもレビュー:ゲームのFM4の点数修正と追記 |
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日が変わりますね。 閏年だと唯一実感させる2/29日が終わります。 つまり、1月発表予定だったアラニアが2月も発表できなかったということでして……。 もし待っていてくれる方がいるのでしたら、すみません。明日、発表します。 今日は体調を崩してしまったので、予定をキャンセルさせて貰って養生してました。 んで、アラニアを書こうと頑張ってたんですけど、書いているうちに少し話の予定を変更させてしまいまして……。 タトゥスというキャラの奥さんがいるんですが、出す予定が無かったんですよね。しかし、今出さないと次に出せるシーンが随分と後になってしまう。さらに言うなら、出してしまわないとタトゥスというキャラ自身の深みに影響すると思い、出す事にしました。その結果、予定枚数が10枚程増えてしまい、70枚未満という枚数になる事が予想されます。というか、今の時点で68枚です。もう後1枚か2枚で終わるので、丁度70枚くらいになるかな? これから締めの部分を書いて、印刷して、黙読音読校正を行って、HTMLにし、再度チェックして明日発表という流れになるかと。 つうことで、今日はここまで。では執筆に戻ります。 |