過去日記ログ
注:古い日記ですので、情報の誤りや、今とは違う価値観で書いているものがあります。
閲覧に当たっては、充分にそれを念頭に置いて下さい。



01/09/04
金曜日
晴れ
SOUND BOOK
なし
一条理希 [自転地球儀世界III]
神坂一 [スレイヤーズすぺしゃる21]
京極夏彦 [巷説百物語]


更新箇所
TheAraniaStory:全体的に
ALIVE特設

 明けましておめでとうございます。
 年が明けて最初の更新となりました。
 本来ならもうすこし早く更新できたのですが、更新内容を保存ミスするというバカをしてしまい、モチベーションが下がっていたのです(ぉぃ
 こんな阿呆ですが、今年もよろしくお願いします。

 さて、冒頭でいきなりアラニア全体的に更新というわけの解らん事をほざいています。その詳細を書きませう。
 まず、横書き・小の行間を16から18ピクセルに変更し、横書き・大の行間を25から28ピクセルに変更しました。また、並びも縦・大・小という並びに変わりましたが、これは私が全部読み直してみた結果、横書き・大が読みやすいと感じたからです。
 読み直した結果、誤字脱字の修正をしました。
 また、第一話は少々気に入らない箇所があったので表現に手を加えさせていただきました。二話以降については、自分でも意外でしたが、誤字脱字以外には特に気に入らない所はありませんでしたので、手はほとんど加えておりません。
 なお、重大なミスが一箇所ありましたので、修正いたしましたので、ミスの内容を報告させていただきます。
 第三話の最後のシーンが旧来は「一年の時が過ぎた。輝暦二九七六年歩花の月〜」となっていましたが、正しくは「一年の時が過ぎた。輝暦二九七七年歩花の月〜」です。

 いい機会ですので、時間の経過に触れたいと思います。
 まず、物語の始まりである、第一話の時点では輝暦2975の初夏となっています。初夏というと7月をイメージしがちなのですが、第二話で輝暦2975年黒魚の月28日というキーワードが出てきます。この少し前に、第一話の時点から3日経っているとうかがわせる文章がありますので、第一話時点では2975年黒魚の月25日が舞台となります。この「黒魚の月」というのは、我々で言う6月です。つまり、一話目の「初夏」とは、我々でいう6月25日くらいだと思ってください。
 三話目は時間の移り変わりが激しく、スタート時点で2975年の雪兎の月――我々で言う11月です。先述の最後のシーンで2977年の歩花の月――我々でいう4月と書いてありますので、物語の開始からは1年10ヶ月ほど経過しています(この「1年10ヶ月」というのは作中でも書かれていますが)。
 ちなみに、一話の時点ではカーズはまだ10歳になってはいません。作中で「十歳になる弟〜」とは書かれていますが、まだです。
 というか、まだだった事が判明しました(マテ
 第四話が2977年の炎の月(8月)でして、そこで「先月十二歳に〜」と書かれています。つまり、カーズの誕生月は精霊の月(7月)ですので、第一話の黒魚の月(6月)では、「もう少しで10歳だけど、まだやで〜」って感じですな。
 いらん事は設定するのに、誕生日をまったく考えていなかったので、ようやく設定できました(苦笑)

 そういえば、大石きつね氏が自宅に現れました。
 以前貸したZABADAKのCDを返し来たわけですが、氏も小説サイト持ちという事で、ちょこちょことそっちの話しを。
 氏のサイトと言えば、既に10万HITを叩き出す人気サイトでして、小説もテックWinに掲載された事があります(宣伝)
 そんな氏でも、やはり感想などはそう頂けないようでして…………って、そうだよなぁ。
 やっぱり小説の感想って言いにくいもんなぁ。
 私も人様のWeb小説を読んだとして、簡単に「面白かったです!」とだけ書いてメール送るのはどうかと躊躇しちゃうし、かといって粗を指摘したりどう良かったかを言うってのは、かなりやりにくい。特に、粗を指摘っていうのは相手の気を悪くさせそうで躊躇するしね。私などは「面白かったです!」の一言でテンション上がるし、粗を指摘されただけでも向上心が刺激されるんで、全然OKなんですが、それがイヤだという書き手もいるわけで……。
 んで、きつね氏いわく「アンケートフォームをつけるだけでだいぶ違うで」と。
 氏のサイトを見てみると、なるほど確かにこりゃ便利だ。これだと読み手も反応し易い。
 導入すべきか、せざるべきか……。なんせ、この数ヶ月オンラインでの感想が0。真剣に知り合い以外読んでない気がするので、いざフォームつけてノーリアクションだったらそれが確定しちゃうわけで……。そうなったらモチベーションもテンションもまっさかさまなわけで…………。こ、困った。
 そんなサイト管理者の憂鬱でした。


01/11/04
日曜日
晴れ
SOUND BOOK
なし
京極夏彦 [巷説百物語]


更新箇所
9日の日記&9日の更新箇所

 あら?
 ……うわ、すんません、年明けてから更新したと思ってたら、ファイルをアップしわすれてました(ぉぃ
 ということでアップ〜


01/17/04
土曜日
雪のち雨
SOUND BOOK
色々
なし


更新箇所
ALIVE特設
リンク修正

 お久しぶりです。
 歳が明けても週一更新という悪しき習慣が抜けません。むぅ……。
 とりあえず、やってた仕事にひと段落ついたので更新に時間を割いてみる。
 いやね、更新に最低1時間は掛かるから、忙しかったり体力が限界来てたらムリなんですわ。最近はALIVE特設の方でキャラ日記なども書いているので更に時間が……。ALIVEの隠し地図とかも含めたら2〜3時間は掛かるような……。ということで、あんま更新してなかったわけですよ。

 そんな事を言いながらも、実はコッソリと指輪物語を見てみたり(ぉ
 おかんがツタヤでレンタルして来たので便乗したんですけど、やっぱり面白いなぁ。
 実は映画版は初見なのです。
 一作目が劇場公開(なんで「激情後悔」って変換されたんだろう……)される時に前売り券を頂いたんですが、見事になくしてしまい、見つけた時には前日で終了していたという阿呆な事に……。
 んで、DVDを買おうと思ってたら「スペシャル・エクステンデット」の噂を聞き、買おうと思っても見つからず機を逃してるうちに二作目が公開されてしまいまして、そのまま今に至るわけです。
 前からエクステンデットの方が、収録時間が40分ほど長いし、誤訳された字幕も修正されているし、なおかつ追加シーンが原作ファンにはとても意味のある箇所ばかりだと聞いてはいたので、「そっちを見るまでは劇場では見ん!」とか思ってたんですよね。ま、ここまで来てしまったら、恐らく三作目の公開終了後ふた月もすりゃ三作まとめたDVDボックスと、エクステンデットを纏めたコレクターズボックスとかが出るだろうと踏みまして、そっちを購入すりゃいいやと方針を変えて、通常版を観たわけですよ。
 やっぱりおもろいわ〜。
 大好きやね、こういうの。元々原作で大変感動したんですけど(ありゃ大石きつねとぷぎさんに薦められたんだっけかな)、映画でみると違った感動というか感銘がありまして、大いにハマりました。
 流石は「元祖ファンタジー」だの「全てのファンタジーの元」だのと賞賛されるだけはあると納得していました。もうエルフのレゴラスが格好良くて格好良くて。ドワーフのギムリもすげぇドワーフっぽいドワーフだし(てか、元祖だから当たり前だけどさ)。

 そういえば、具体的にはどこからが元祖なんだろうか。
 別に全然「最古のファンタジー小説」とかじゃないし、他にもこういう話は昔からあったとは思う。でも、今あるファンタジーの要素のほとんどはここに詰め込まれているので、やっぱり「元祖」ではある。ホビットという種族はこのJ・R・R・トールキンの創作だ。ではエルフは? ドワーフは? そう考えると、突っ込んでいきたくなるんだよね。
 SF小説はアイザック・アシモフやロバート・A・ハインライン、フィリップ・K・ディックなどの大先生達によってほぼ全てのネタはやり尽くされてしまっている。SF書きの人々は御大達が手をつけたネタを、いかに視点を変えて書くか、いかに斬新に見せるかという命題が付きまとっていると思う。ファンタジーの場合は、この指輪物語とナルニア国物語の他、古い童話や海外の民話で様々なパターンが出尽くしている感がある
(SFとファンタジーの線引きも難しいけど、私の言うファンタジーは大抵、中世ファンタジーや異世界ファンタジーを指す)
 私もファンタジー書きの端くれとして、先人が手をつけていないネタを想像しようとしたりはしているのだが、やはり手を触れていない物は少ない
(講師殿から提示された方向性の一つに「確かに先人が少ない」というものがあったが、そちらは私の知識不足と力量不足から、まだ書けない。これから勉強だ)。そうなると、SF書きと同じく、いかに違った視点から書くか、いかに自分の味を出すかという所に行ってしまう。
 小説を書き始めた頃の私が、未熟なりに考えたのが、アラニアである。
 既存のファンタジー感を持ちながら、完全に構築された異世界を作ろうと考えたのだ。ぶっちゃけた話、今の私が当時の私に一言いうなら「アホか」となるのだが、今の私も「何年も何十年も時間をかけて、文字も文法も歴史も国も気候も生態系も、ず〜っと練り続けたらできるなぁ」とか思っているので、何年だか何十年だか経った私からは「アホか」と言われるかも知れない。
 しかしだ、トールキンは実際にエルフの文字を作り、文法を作った。映画版の指輪物語でも出てきているアレだ。トールキン御大は言語学者だったと記憶しているが、御大も最初から学者だったわけではない。私のような未熟者にも、まだ可能性は残っているではないか。そういう、ポジティブな馬鹿になってみようと思っとるわけですよ。
 ちょっと話がそれた。
 つまり、なぜ私が「指輪の『元祖』とはどこまでなのか」を気にするかというと、それはアラニアという世界を構築するにあたって、どこまで流用できるかという事につながるのですよ。
 ホビットという種族はアラニアには存在しません。でも、似たような種族はいるかもしれない。水野良氏の「ロードス島戦記」にグラスランナーという種族がいるように。
 エルフとドワーフはアラニアにも存在します。それは、既にファンタジー読みにとって「エルフ」と「ドワーフ」という種族の名は常識となっているからです。
 
(注:特徴や文化は、書く人によって違いますが、エルフは総じて耳が長く、ドワーフは髭もじゃで背が低い。この辺りは「指輪物語」が最初なんじゃないかなと思っています。というより、にわかに、「エルフとドワーフ自体がトールキンの考えた種族じゃないのか」とさえ思っていますが、手元には資料がないのでなんとも言えません)
 「グイン・サーガ」の栗本薫氏は初期のグインで、先達の良作から本歌取り
(良く言えば参考、悪く言えばパクリの事。本歌取りを行っても、書き手の味が出るので、乱用さえしなければ別にやってはいけないわけではないと思う)を行い、この世界の宗教や文化なども、とても巧にアレンジして、絶大な存在感を持つ世界を構築しました。過去形ですが(ぉぃ
 全盛期の氏がグインで行った事で感銘を受けたのは、我々が使う「ことわざ」や「神話と神々」を、その世界の(自分で作った)単語に置き換えて使ったことです。「なるほど、こういう事ができるのか!」と新たな可能性を示された気分で、嬉しかったものです。
 私が初期のグインを見て「自分がやりたい事のほとんどがされてしまっている」と驚き、感動し、落胆したのはそういう所でもあるのです。
 逆に、私は自分の小説の中で安易に英語を出したくないのです。我々は日本人なので、日本語で小説を書きます。だからこそ作中の人物が日本語で喋っているわけです。ならば、この世界にある他言語は出すべきではないと考えています。安易な英語の使用は世界観(リアリティと言い換えても良い)を薄れさせると思っているからです。現に栗本氏のグインも、現時点の最新刊(外伝の自称ミステリ)でアリバイやらトリックやらと英語を喋らせ、本編でもマスターだのパスワードだかキーワードだの、バリアーだのと出しているため、凄まじく陳腐に見えます
(てか、ヒロイックファンタジーとして始まったものが、どうやったらこんな単語が出るようになるんだ)
 こうなってくると難しいのは日常的に使っている和製英語やカタカナ語を、どう言いかえるか。言いかえたとして、それが一目で読者に意味を理解させる事ができるのか。
 先ほど「『エルフ』と『ドワーフ』という種族は常識となっているから」と書きましたが、常識となっていても書けない英語や日本語もあるわけです。
 例えば、グインでもガンダムでも出て来た言葉ですが「南無三!」などは、語源が仏教用語の南無三法から来ているので、使いたくとも使いにくい。まあそうなると修羅も駄目だし、成仏もムリなんだけどね(笑)
 その辺りは、アラニアのせこい所なんですが、我々の文化もアラニア世界に流入しているという設定で誤魔化している箇所もあります。
 この「我々の文化も」というのですが、今までちょこちょこと日記や削除済みコンテンツなどで書いてはいますが、我々の世界とアラニアの世界を隔てるモノは、局所的に薄い場所があったり、一時的に薄くなったりし、その時その場所に誰かがいた場合に、アラニアに迷い込む可能性があるという設定があります。我々の世界の人は、向こうでは「火の国の民」と呼ばれています(アラニアは平面世界なため、マグマやマントルなどの説明が理解できず、アラニアの人々が「火の上に大地を敷いて、そこで暮らしている」と考えたためです)。ま、この辺はいずれ出すのでここでの説明は控えておきます。
 何となくお気づきの方もいると思いますが、この設定がアラニアのジレンマでもあるのです。
 『本当にありそうなほどのリアリティ』をアラニア世界に持たせたいと思いながらも、この現実世界との接点も持ち合わせている。全てを完全に構築したいという欲を持ちながらも、逃げている。まあ自分で「本当に俺らしいなぁ」と苦笑しとるんですがね(笑)
 あ、ちなみに、既に作中で出ている単語を例に出すと、「ゴブレット」などの英語は出しています。
 これは、日本語で言いかえると余計に解りにくい上に文章のテンポを崩すという理由の他、いわゆる「らしさ」を演出でき、中世時代程度の文明レベルでも製造できるからです。この三つの理由の中で一番大きいのは「『らしさ』を演出」なんですけどね。
 今後もそういう基準で、一部の「日本語以外の言語」を使用する事があると思います。
 なお、英語ではなく日本語以外と書いた理由は、ドイツ語とラテン語も出るであろうというものです。
 東の大陸ウェイティル(の特にドラグナイツ)は、ドイツをイメージしているので、名前もそれっぽくなっていたり、実際にドイツ語だったりします。例で言うなら、ヴァンドルフ・デュッセルライトはドイツ語の組み合わせです。
 また、大洋にある騎士国アヴァロンの「アヴァロン」も実際にモデルがある場所です。アーサー王伝説の一環で、瀕死のアーサー王が去っていったとされる島で、実在こそしないもののモデルとなった町は存在します。
 てか、騎士国「アヴァロン」の「アーサー王」という時点でパクリまくりなんですが。あそこだけは例外中の例外なんです。
 元のアーサー王自体が古期ファンタジーなんで、二重でダメな気もしますが、中高生の際に作った初期設定の中で、そこだけは変えたく無かったので残してあるのです。
 ついでに言うと、アヴァロン王城の名はラテン語です。文法もへったくれもない、辞書で調べた単語の組み合わせなんですけどね。この辺りは遊びです。ラテン語は日本人で知っている一般人は皆無だと思うので、さり気なく文中で出しても意味はすぐに解らないし、やはり「らしさ」を演出できるので。
 あ〜、収拾がつかなくなってきたので、この辺で強制終了(笑)
 やっぱりしばらく日記書いてないと暴走するなぁ……。
 ではまた明日か一週間後(ぇ



 おまけの補足。
 アラニアのアーサーと古期ファンタジーのアーサー王は無関係です。
 共通点は「アヴァロン」、「アーサー」、「円卓の騎士」くらいですね。あとはイメージの「騎士の国」を極端に強化して騎士国にしたくらいです。なので、別にアラニアのアーサーは妃を寝取られませんし、反乱で殺されたりもしません。エクスカリバーはひょっとすると持っているかも知れませんが(というか、初期設定ではエクスカリバーも持っていたし、部下にガーウェインとランスロトという騎士もいた)。
 ついでに、アーサー王伝説について言及しますと、アヴァロンには住んでいません。というか国じゃないですから、アヴァロン。アーサー王はブリテンの王で、居城はキャメロットです。
 なお、アーサー王伝説を詳しく知りたいという方は、書店で売っているような文庫本一冊のタイプのものは買わないほうがいいです。アーサー王伝説の原書はかなり長く、しかも作者も内容も違う様々な種類がありますので、文庫本一冊で収まるような物ではありません。下手な文庫本を買うくらいなら、映画「トゥルーナイト」を見たほうが、まだ詳しい事さえあると思います。
 さらについでに。
 誰でも何らかのマンガや小説やゲームなどで知っていると思われる「岩に刺さった誰も抜けない剣を抜いた」という逸話ですが、ここで刺さっている剣をエクスカリバーだと勘違いしているファンタジー書きが多いです。これは間違いです。エクスカリバーは、戦場で剣を失ったアーサーに、湖の乙女モルガンが与えたものです。
 ま、刺さった剣云々については北欧神話の、モルガンについてはケルト神話の本歌取りらしいんですがね(笑)
 本当にどうでもいい補足だなぁ……。
 どうでもいいついでに、ドイツ語とドラグナイツについても補足。
 ドラグナイツは龍と騎士をイメージしてつけた名前ですが、これはドイツ語無関係です。単純に、龍と騎士→竜騎士→ドラゴンナイト→ドラグナイツと連想しただけで、めっちゃ英語が語源です。ドイツ語で竜はドラッヘであり、騎士はリッターなので、ドイツ語で連想していたら安直にドラッヘリッターになっていたと思います(苦笑)
 現時点で登場している十聖騎士ローゼンバウム卿はドラグナイツ人ではないものの、ドイツ語で名前を作っています。田中芳樹氏の「銀河英雄伝説」を読んだ方なら黄金の樹を意味するゴールデンバウムと、薔薇の騎士連隊と呼ばれるローゼンリッターを思い浮かべれば、意味もすぐに解ると思います(笑)
 ホンマ単純に薔薇樹さんなわけですな、ローゼンバウム卿。彼は元々、第二部あたりに登場させるつもりだった娘さんを考えていまして、その付随物として生まれてしまったキャラです。つまり、連想の発端は娘さんなのです。その名も、“黒薔薇姫”クローソー・ヴ・ローゼンバウム。もうどうしようもない名前です。
 ……ま、どうでもいいついでですから、書いちゃおう。
 ドラグナイツ近隣の貴族称(と言うのかな)は“ヴァン”です。ドイツ語でいう“フォン”ですな。つまり、ドラグナイツ近隣国の方であるローゼンバウム家もヴァン・ローゼンバウムとなるのが正解なんですが、この子は“ヴ”なんだよね。ま、このへんはヴァンの略称ということでエエねんけど(ぉぃ
 問題はクローソー。原典は色々あるんですが、つまりは元ネタありなんですよね。
 クローソーというのは永野護氏の「ファイブスター物語」でも出てきていますが、運命の三女神――フェイトの一人です。クロト・ラケシス・アトロポスの三女神。これまたギリシャ神話なんですが。
 アラニアの世界の神々は北欧神話をベースに考え始めた部分が多いので(初期設定では主神はオーディンだった。現在の主神ヴィズルにしても、オーディンの40個以上ある別名の一つである)、ギリシャ神話が混ざるとややこしい事になっちゃいます。
 まあ、クロト・ラケシス・アトロポスの運命の三女神自体は、北欧神話でウルド・ヴェルダンディ・スクルドという名でノルンとして登場するんで、混ざっていても…………やっぱムリがあるかなぁ(ぉぃ
 ま、ここまで気にする必要もないかなとは思うんですけどね。やっぱり先述の「ファイブスター」の影響もあって、クローソーというのは比較的知っている人は知っている名前なので、ちょっと気になってしまうのです。
 うわ、補足も長いよ俺。……今度こそホントに強制終了〜


01/19/04
月曜日
晴れ
SOUND BOOK
ONOKEN [十六夜月]
谷口幸男・訳 [エッダ―古代北欧歌謡集]


更新箇所
なし

 え〜っと、期間限定で、ネットで収集した写真を晒します。
 内容としましては、猫・ワニ・猫・犬・猫・鳥・猫・猫・猫といった雰囲気です(何)
 どっかから注意されたら速攻で消します。
 てか、注意されなくとも、数日で消します。
 早ければ20〜21には消します。
 遅くても1週間すりゃ消します。
 ついでに言うと、元々晒す気の無かった写真なので、一切編集とかしてないので、めちゃ重いです。
 それでも見たい、猫に萌え狂いたいという方はどうぞ。
 なお、ターゲットとしましては、姉・JACK・ヤマダさん・ff・講師の人あたりを想定しています。

 ねこふぉと


01/25/04
日曜日
晴れ
SOUND BOOK
なし
深沢美潮 [デュアン・サークII 3]


更新箇所
なし

 相川七瀬の新譜「愛ノ詩 -マジェンタレイン-」とやらが21日に発売になったらしい。
 ようやく、といった感じである。
 閲覧者の方で「あれ? 栗って相川ファンだっけ?」と不思議に思った方は正しい。特にファンではありません(ぉぃ
 好きでも嫌いでもないってのから、ごくわずかに「好き」に傾いているかなぁというのが正直なところです。
 なにがようやくかというと、作曲者の事なんですわ。
 ず〜っと前から相川七瀬のバックでキーボードをやっていたというのは知っていたんですが、去年あたりにその人のデモテープを聴いた相川七瀬が気に入ったとかなんとかという報告を姉貴から聞いてまして――と、回りくどく書いてますが、ようは作曲者が姉貴の親友なんです。
 ホント何年も前からその人の事を姉貴から聞かされてまして、実際その人の自作MDとかも聴かせて貰ってたんですが、エエ感じの曲と歌詞なんですよね。ようやく認められたようで、私には無縁な方なんですが嬉しいものです。
 もうね、姉貴のテンションの上がること上がること。もうウザイくらい(コラ
 なんか相川七瀬も周囲のスタッフも、CDで発売されてるバージョンじゃなくて、弾き語りバージョンとやらの方が気に入ってるらしいんですが、そっちは発売されないそうです。てか、姉貴経由で入ってるんで多少の色眼鏡はかかってると思いますが、その方、相川七瀬にかなり気に入られてるらしく、音楽番組(AXだったかな?)での曲紹介も、曲じゃなくて作曲者のエピソードとかを語っていたそうです。
 ふと思い出したら、姉貴の大学時代のライブビデオでキーボードを弾いてるのも、姉貴が歌ってた曲の作詞作曲もその人だったなぁ。……むっ、ひょっとしてこのまま売れてくれたら、お宝ビデオに?(コラ
 ま、こんなサイトで宣伝した所で効果はないとは思いますが、耳にとまったり目にとまったりしたら、ちょいと試聴したり購入したりしてくれると、姉貴が喜びますんでよろしくお願いします(笑)

 姉貴といえば、普通女の人って月にどのくらい電話代かかるんでしょう?
 なんか先月の電話代が悪夢のような値段になっていまして、家族が悲鳴を上げています。
 姉貴の携帯で3万近く、自宅回線で3万、オヤジの仕事用回線で2万5千円ほど。オヤジが仕事用で電話を自分からかけるとしても5千行けばいい所だし、自宅回線は(私は自分のPHS以外で電話をかけないので)母と姉だけ。母にしても、やっぱり5千円も行かないはず……。
 ………………マジで、どんだけ喋ってんねん?
 恐らく先述の作曲家になった人との長距離電話やら、携帯へのTELやらで必要以上に掛かっていると思うけど、普通の家庭って家族全員でも1万もかからない気が……。いや、年頃の女の子がいりゃあ、そりゃ喋るだろうけどさ、それでも……ねぇ?
 案の定というか何と言うか、姉貴には電話使用禁止令が発せられました。
 まあ発せられたその晩にも携帯へ長電話しててケンカになったんですけどね。
 ということで、一般家庭は月にどのくらい電話代がかかるのか気になった栗でした。
 ちなみに、私は無料通話分の3000円を越えないように調節しながら使ってます。というか、調節しすぎてひと月1500円分しか喋ってなかったりする事も多々……。大抵メールかネットで連絡を済ませる癖がついちゃってるなぁ。PHSは通話料安いよ? 一般電話からPHSでもその逆でも、一分10円だし、公衆電話からでも一分20円。まあ携帯への通話料は一分36円と、ちょいと高いんだけどね(ぉぃ
 少し詳しく書くと、DDIポケットの標準プラン時で、基本使用料2500円。
 通話料は、平日:一般電話・PHS・IP電話への通話料1分10円、携帯へは1分36.4円。深夜帯:一般電話・PHS・IP電話への通話料1分8.6円、携帯へは1分25円。
 KDDI(au)の携帯で考えると標準プラン時で、基本使用料4600円。
 通話料は、平日:一般電話への通話料1分30円、携帯への通話料1分40円、PHSへの通話料1分50円。深夜帯:一般電話への通話料1分20円、携帯への通話料1分20円、PHSへの通話料1分30円。
 ……あれ?
 …………PHSから携帯への料金と、携帯から携帯への料金見比べると………………変わらんと考えていいのか?
 かつてPHSの欠点と言われていたのは、携帯への料金がバカ高い・高速とか電車じゃ繋がらないというのだったんだけど、両方とも解消されてるね。
 今現在PHSを使っている者として思い当たる欠点は、電話以外の多機能性が薄い・新機種のリリース間隔が長すぎるという2点。
 前者に関しては、和音や画面の大きさや色数、カメラ、位置情報、ウォークマンなどの機能・品質は、携帯より数年も前にPHSで実装されていたんだけども、発展はせず(というか、PHS冬の時代に突入した)、気付けば携帯が一気にそれらを実装・発展して行ってしまい、置いてけぼりをくらっちゃったという感じ。
 現在発売されているPHSの最新機種の場合(AirH”Phone)で、ようやく端末単体でのインターネット閲覧が可能になったくらい。まあその機種の場合は、端末単体でのWeb閲覧+単体をモデムにしてのパソコンでのWeb閲覧+USB接続によりパソコンから端末の充電可能という、仕事で色々飛び回る人には最適なものとなっていますが。ネットつなぎ放題(32k)のプランで月額5800円だしね。まあそんなプランせんでも、20万パケット(24.4Mね)込みのプランで月4700円とかだし、超過料金も1パケットにつき0.03円っちゅう格安料金だから、余裕を持って使えるかと。
 もともとPHSが持っていた利点はデータ通信の容易さだからね。それをさらに強化したわけだ。
 その辺考えたら、機能を取ると携帯、料金を取るとPHSって感じに分かれるのかも知れない。
 第三世代携帯とかが出てきてるから、よりその辺が顕著に分かれる気がするなぁ。
 ま、DDIポケットの方がプレス向きに公言してるように、DDIポケットならパケ死なんて言葉はありえないからね。そもそもパケ死できるほどのコンテンツがない!(コラ
 だから、無駄な機能はいらなくて、ネットとメールと電話が出来りゃそれでいいって人には、こっちの方がお勧めですな。まあそんな人の中でも、一つの機種を壊れるまで使うくらい根性がある人じゃないと、新機種リリースの遅さには辟易するでしょうが(苦笑)
 他社のは知りませんが、とりあえずDDIポケットは黒字に転じたどころか急成長してるみたいだから、これからも期待はして良いと思います。新機種はほとんど出ませんが。マジで。
 なんせ、現在予定されてるのがたった1機種だからね。京セラのAirH"Phone機のみ。先述の最新機種ってのにカメラを加えたようなもんですがね。これが近日発売予定らしい。
 参考出展された謎の機種はなかなか面白そうなんですが。
 着せ替えPHSとでもいいましょうか、PHS本体の中にPCカードを入れて使うという、変り種な端末。ようは、電話として通話したい時はPCカードをPHS端末に差し込んで使い、電話が終わったらPCカードをパソコンに装着し、モデムとして使用するというものらしい。確かにそりゃ便利ではあるなぁと思いながらも、発売されるのはいつのことやら……。
 まあ、DDIポケットのAirH"は業界シェア1位らしいから、会社も力入れて開発することでしょう。
 とにかく、なんでもいいから早く次の機種をっ!
 現在PHS歴6年なんですが、今使ってるのが4機種目。最初のは、とあるプラン専用端末だったのでプラン変更時に機種変。二つ目のは限界ギリギリまで使っていて、パソからウィルスなどを喰らってもしぶとく使っていたんですが、とうとう限界が来たのかフリーズするようになったので、泣く泣く変更。三つ目は、それまでのPHSからハイブリッド携帯端末と呼ばれるfeelH"に。当時としては異常な65000色大画面に32和音というのが大変気に入ってたんですが、どうもそれ以外の細々とした機能が使いづらく、充電池も寿命が来たので現在の機種に交換。同じく65000色大画面に、MIDIのGM音源に完全対応という阿呆な仕様
(つまり、インターネットで気に入ったMIDIがあれば、それをダウンロードしてPHSにメールすると、そのまま着メロにできた)が大好きだったんですが、折りたたみ式なのに開けたまま寝ていたら、寝返りをうってしまったらしく、運悪く開ける軸を破損。現在傷は拡大中。いつ折りたたみ式が分離式になるか心配でならない。
 もういくらなんでも変えたい。でも魅力的な機種はまだ先。困った……。

 ……気付いたら、姉貴の親友ネタ→姉貴の電話ネタ→PHSネタと不思議な流れになってしまってますな。
 ま、長くなったので今日はこの辺にしましょう。
 それでは〜