アラニアの単位

アラニアの単位は、我々の使う単位とは違いますが、感覚的には99%同じです。

時間の単位
一年
地球 アラニア
一月 始鳥(シチョウ)の月
二月 竜(リュウ)の月
三月 天石(テンセキ)の月
四月 歩花(ホカ)の月
五月 風猫(カザネコ)の月
六月 黒魚(コクギョ)の月
七月 精霊(セイレイ)の月
八月 炎(ホムラ)の月
九月 土獅子(ツチジシ)の月
十月 鳳凰(ホウオウ)の月
十一月 雪兎(セツト)の月
十二月 終狼(シュウロウ)の月

解りにくい読み方でごめんなさい。
これは、創世の伝説に由来します。
《始まりの鳥》が創造した順番ですね。
一年は12ヶ月ですが、ひと月は30日ですので、一年は360日です。
つまり、アラニアで72歳の老人は、我々の世界の73歳の老人です。微妙な違いですか?

一日は24時間ですが、その呼び方も違います。

一日
地球 アラニア 地球 アラニア
1時 始鳥の刻 13時 後始鳥の刻
2時 竜の刻 14時 後竜の刻
3時 天石の刻 15時 後天石の刻
4時 歩花の刻 16時 後歩花の刻
5時 風猫の刻 17時 後風猫の刻
6時 黒魚の刻 18時 後黒魚の刻
7時 精霊の刻 19時 後精霊の刻
8時 炎の刻 20時 後炎の刻
9時 土獅子の刻 21時 後土獅子の刻
10時 鳳凰の刻 22時 後鳳凰の刻
11時 雪兎の刻 23時 後雪兎の刻
12時 終狼の刻 24時 後終狼の刻
妙に長い時もありますね。
「後土獅子」とかは長い上に言いにくいので「後土」だの「後獅子」だのと呼ばれることが多いです。
刻の読み方はトキでもコクでもどちらでも構いません。今この時点では特に定めるつもりはありませんので。

距離の単位
1cm 1セル
1m 1メル(100セル)
1km 1キル(1000メル)

距離についてはこんな感じです。
現時点ではミリやキロ以上の単位を必要としないため、まったく考えておりません。
また、セルやメルというのも、我々が使うメートルやキロをそのまま出すと、そこに引っかかる人もいると思うので(私がそのタイプなので)、とってつけた名前です。
本当はとってつける事は本意ではないんですけど、一応理由もあります。
その理由とは――
1.まったく独自の単位にすると、我々が海外の小説を読むときに2フィートと書かれても、想像しにくい(フィートがどのくらいか解る人でも、メートルからフィートに変換するというワンクッションを入れて想像している)ように、小説の中の世界から現実に引き戻されてしまう。
2.凝った名前をつけたり、上位単位への繰り上がるポイントを変えたりすると、混乱を招き、やはり覚えにくく小説の流れを断ってしまう。
この2点から、あえて単純で想像しやすい名前にしました。
代案のある方は是非是非ご教授ください。いや、マジで。