FAQ | FalseIsland(偽島)って? | ヴァン日記って? | なぜに総集編? |
読み方ガイド | 日記の独自設定 | 分類の意味 |
FalseIsland(偽島)って? | . ゲームマスター(GM)のしまりすさんが製作・公開している「非同期型ネットゲーム」、「定期更新型ゲーム」と呼称されるジャンルの、インターネットブラウザ上で遊ぶゲームです。しまりすさんがGMをするものは通称・栗鼠ゲーと呼ばれます。 偽島の正式名称は「The Rest Of ALIVE False Island」、これまでに栗鼠さんが運営してきた「ALIVE」と呼ばれる遺跡探索RPGシリーズの一つであり、「DAA(Dead and ALIVE)」と呼ばれる別ラインゲームの設定やストーリーなども組み込まれた、高いゲーム性と柔軟で自由度の高いロールプレイが売りの完全無料のオンラインゲームです。 2006年11月〜2007年4月までがバグ取り用テストの第一期、2007年5月〜2009年6月までが第二期として運営されていましたが、栗鼠さんのHDDがクラッシュしてしまい、データ復旧が不可能となったためにクライマックスで強制終了となってしまいました。 偽島は、過去の栗鼠ゲーにも登場した「榊」によって、以下のような文面の招待状が送られてきた所から始まります。 ”これは日々退屈を感じている諸君への招待状。それは不思議な島の遺跡。島を出れば遺跡で手にした財宝は消える、しかし七つの宝玉があれば消えない、宝玉は遺跡の中。島はエルタの地より真南の方向、素直に信じる者だけが手にできる財宝―――胡散臭いですかなっ?ククッ・・・疑えば出遅れますよ、パーティーはもう始まっているのです。” つまり「遺跡」に潜って「財宝」とそれを持ち出すために必要な「七つの宝玉」を見付けるというのが一応の目的です。しかしこの榊、結構平気で嘘をつく男。確かなのは榊が何らかの目的で宝玉を集めさせたいという事だけ。 遺跡にはプレイヤーの他にも、「エキュオス」という「マナ」を撒き散らす謎の存在、それを追う男「サバス」、失われたものを甦らせようと遺跡の各層で暗躍する「ベルクレア騎士団」、同じく何らかの目的を持って遺跡に潜る「HOPE」の一団、宝玉の守護者や、マナによって変容してしまった遺跡の住人、遺跡を守る防衛システム、謎の人物や「島の心」など様々な勢力が入り乱れています。 彼らと戦い、時には助け、助けられたりしながら、遺跡に眠る謎を解き明かすというのがこの偽島の物語です。 財宝の噂に踊らされて、持ち出すために宝玉を集めるもよし。 ベルクレア騎士団やHOPE、サバスなどの各勢力の追い求めている謎を解き明かすもよし。 島の心を探し出して榊の所へ持っていくもよし。 各々が進めたいように進める事ができ、自由度の高いロールで「与えられたストーリー」の上に「自分なりのストーリー」を加えて楽しむことが出来るのが特徴です。 文章面では、後述の「日記」をはじめとして、「コミュニティ」、「個人宛メッセージ」、通常戦、デュエル戦、闘技大会の各種戦闘に合わせた膨大な「セリフ設定」、更新毎、闘技大会参加毎に貰えるポイントを使って「戦闘応援」のシステムなどでロールを行う事ができます。 イラスト面では、プロフィールイラストや豊富なアイコンイラストの他、先述のポイントを使って「日記」にイラスト表示機能を付与したり、戦闘開始時に「登場演出イラスト」を設定出来るようにしたり、アイコンの登録数を更に増やしたりといった感じでロールが可能。 文章やイラストが苦手でも、コミュニティを作ったり、人のコミュに参加したりしてそこで発言することで交流やロールプレイが可能で、個人宛メッセージで色んな人とやりとりする事も可能です。 頑張れば頑張るほど表現と楽しみ方の幅が増えるわけです。 ロールや交流なんてどうでも良いという人にも、16種の「戦闘技能」、15種の「補助技能」、7種の「生産技能」を組み合わせて覚えることのできる、254種の「上位技能」と3640種の技(いずれも終了時に発見されている数)を駆使して行う戦闘が魅力的でした。 通常戦やイベント戦といった対NPCだけでなく、人狩りをして相手のアイテムやお金、宝玉を奪うデュエル戦や、10更新置きに開催される3vs3の闘技大会(1更新ごとに1回戦ずつ進む全8回戦)といった対人戦があり、対人戦の時にのみ設定が出来る零式〜参式反撃による読み合いなど、戦闘システムの深さは定期更新ゲームでも随一。 ストーリー、ロール、バトル、この3種が全て高品質に纏まったとても魅力的なゲーム、それが偽島です。 |
ヴァン日記って? | . 偽島ではロール用のシステムとして「日記」という、3000文字の文章を書くことが出来るシステムがありました。正確には文字数ではなく文章の容量ではかられていたので、改行やタグを多用しなければ最大で4800文字ほど書くことができます。 一般的にはそこにキャラの日記や、特殊システムを使って「絵日記」としてイラストを使用(または併用)しての一枚絵や漫画などを書いたりして、自分のキャラクターや自分と交流のある人との関係などを描写して、「キャラクターを表現する」という用途で用いられます。 私が使用していたキャラ「ヴァンドルフ・デュッセルライト」もその日記機能を用いて、毎更新ショートショートを書き続けて来ました。 ここでは、この書き続けて来たショートショートを、ヴァン日記と呼んでいます。 |
なぜに総集編? | . 日記が登録可能となった第2回更新から終了となった第82回更新まで、日記文字数ランキング1位を維持し続けてきたため、文字数は偽島掲載版で37万文字弱。1話当たり原稿用紙14枚前後なので、単純に81回分として原稿用紙1134枚となります。 このサイトで公開しているまとめ版では一部の話を「完全版」として掲載していたり、連載短編として作った「セグラッツとの邂逅」ではまとめサイト版のみ追加のショートショートを公開しているために、更に枚数が膨れあがっています。 いくらなんでも量が多すぎて読む気も萎えるだろうとは薄々感じており、また「過去回想で出てきたこの話の後日談はどこだろう」、「遺跡での戦いを纏めた話だけ読みたい」といったジャンル分けの需要もあったため、こうしてジャンル分けをした総集編を作ったのでした。 |
日記の独自設定 | . ヴァン日記を書くにあたり、以下の設定を加えています。 ・力の制限 招待状を受け取って、遺跡探索の意図を持って「島」(私の日記等では「孤島」と表記)に足を踏み入れた者は、老若男女を問わず戦闘に関わる能力や技術、経験、知識などを制限されて、全員が同等の戦闘能力のスタートラインに立つ。 遺跡内で戦闘経験を積むたびに、その経験に応じて徐々に解放されたり、成長してゆく。 これは、現代日本の小学生と、異世界の老魔術士でも、ゲームスタート時点での強さは変わらないという矛盾に対する措置である。 ヴァンなどはその条件を知っているために、自分を鍛え直すための装置として逆にその「制限下でのゼロからの修行」を目当てに孤島へおもむく。 ・遺跡外の描写 偽島には遺跡と遺跡外があります。旧来の島では遺跡の外でもマップを開拓し、敵と戦いながら遺跡を探していましたが、今作では「あまり大きくない島の中央に遺跡へと降りる階段がある」というのが公式設定で、遺跡から外へは一瞬で転送され、また遺跡の各所にある魔法陣へもワープが可能なシステムになっています。 そのため遺跡外では戦闘が起こらず、招待客で賑わっています。 アイテムを販売しているNPCもいますが、ユーザーが作った関連サイトに情報サイトの「遺跡街」さんと、取引支援サイトの「地底湖一番街」さんが存在するのもあって、ヴァン日記では「遺跡の外には招待された探索者が自分で作った家や店、招待されてないけれども見学やお供で来た人が作った店や宿がある」という設定にしてあります。 ようは「遺跡の外は、ちょっとした急造の街になっている」という事です。 ・かつての「孤島」との関係 第3期ALIVEに参加したヴァンは、その島での知識を持っており、その島でヴァンのみが修得していた神剣技「天破」を修得しているものの封印されているという設定になっています。 また、ヴァンの弟子として遺跡外で酒場「英雄の故郷」を営んでいるボルテクスは第4期ALIVEに参加しており、そちらで偽島で招待状を配った「榊」と直接対面しています。 特にボルはエマール・クラレンスらと共に協力し、宝玉を全て集めきった数少ない参加者の一人(コンプリート二番手)だったので、その関連で「知る人ぞ知る」という位置付けにしてあり、また榊の側もボルの存在を認識しているという設定になっています。 ・榊について 榊は第4期ALIVEでも島に人を集めた黒幕で、小さな島の周囲に偽物の島と遺跡を作り、エージェントを配置していました(エージェントも作られた存在なのか、それとも榊の仲間なのかは不明)。元々冒険者だったようです。 日記でも度々榊が登場するシーンがありますが、その口調やセリフなどは4期ALIVEの登場シーンを全て洗い直して、流用及び私なりに掴んだ「榊らしさ」で書いています。 また、日記独自の設定として、「遺跡内外を監視している」、「分身のような映像を送りつける事ができる」、「招待状を送っていない客/冒険者を容認しているが、それらが招待状を持っている客/冒険者に害を為す場合は島より追放する」というものを用意しています。 また、先程の項目でも触れましたが、4期ALIVEで直接対面した事があり、宝玉も揃えたという事で、ヴァンの弟子ボルテクス・ブラックモアとの面識があるという設定も採用しています。 |
分類の意味 | . 総集編は「系統別」に分けています。 ・遺跡編 主に偽島の遺跡内を描写したお話です。 稀に遺跡外の話や過去の話も混ざりますが、その場合は大抵ギルドに大きな動きがある前後だったり、後の話に繋がるお話となっています。 FallenIsland(堕島)や偽島の戦闘結果などと連動したものもあり、その一部は元となった結果を再編集したページにリンクを張っている場合があります。 日記の前にリンクが張ってある場合は、そちらの結果を見てから、もしくは見ながら読むとより解りやすいかと思います。逆に日記の後ろにリンクが張ってある場合は、読後にそれからどうなったのかを確認するように見て頂ければと思います。 ・酒場編 ヴァンの弟子にして、4期ALIVEでの使用キャラだったボルテクス・ブラックモア(ボル)は遺跡外で酒場を開いています。そこには時折ヴァンや仲間が呑みにやって来るのですが、酒場編は主にそのヴァンが呑みに来た時のお話です。 偽島を舞台に描いた「遺跡編」と、拙作小説世界を舞台に描いた「過去編」の中間に位置する不思議な立ち位置の日記となっています。 ・過去編 いわゆる過去回想というものです。 偽島にやってくるまでのヴァンの人生を振り返った異世界ファンタジーのショートショートです。 |